【リレートーク】 新年の最初は遠藤岩根先生です:九里学園同窓会
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【リレートーク】 新年の最初は遠藤岩根先生です
Hitch your wagon to a star.(あなたの荷馬車を星につなげ!!)
=高い理想をかかげて精一杯努力しよう=
私が本校にお世話になったのは東京五輪の前の年でした。その頃は、戦後の後遺症から脱却し、まさに日本があらゆる方向を目指して飛躍する頃でした。やがて学年も11クラス,550人、全校生徒数1500人を超す時期が続いた頃です。皆さんご承知の宮沢賢治という人は、自分が勤務していた学校を去るにあたって『生徒諸君に寄せる』という詩を残しています。彼はその詩の初めに
「この4ヵ年が 私にどんなに楽しかったか
私は毎日を 烏のように 教室でうたってくらした
誓っていふが わたしはこの仕事で 疲れをおぼえたことはない」
と書いているが、私の教員としての出発もこんな気持ちでした。
近年、九里茂三先生は、ペスタロッチー賞を受賞なされた。ペスタロッチーは世界の教育者から「教育の聖者」と讃えられている人物である。九里先生はこの賞の12人目、該当者は毎年一人という狭き門、の受賞者として推挙された。我らが尊敬してやまない九里先生の持論である『教師は生徒に神をみるのでなければならない』との教えを胸に40数年の間、多くの同僚、何よりも前途有為な心優しい生徒さんに支えられて学園での生活を過ごせました。ホームルームクラスを持たせてもらったとき心がけた一つに、クラスで歌った曲、(合唱コンクール関係も含めて)が皆さんの心に一つでも残ってほしいものということでしたがどうでしょうか。
クラブ活動は、赴任早々スキー部を数年間、そして創設した年に地区優勝という快挙にも恵まれた水泳部、それに絵画クラブ顧問も経験させていただきました。自分の大学での専攻が社会福祉ということもあり、放課後希望する生徒諸君と社会保障に関する勉強会も実施しました。また点字クラブ(後に市の視覚障害者に対する広報点訳)、JRCクラブ(青少年赤十字)、聖書研究会の創設等を校長先生に認めていただきました。やがて従来より純真で優しい生徒諸嬢さんに引き継がれてきた校是である「譲」が大きく花開き、学校全体の躍動がヴォランティア活動を強力に押し進めた結果、団体の部で『愛の鳩賞』に県の社会福祉協議会より推挙していただき、受賞出来たこともなつかしい思い出です。
今は、世界の究極の世界平和に繋がる赤十字(JRCの母)精神の普及に若干関わっていおります。赤十字の精神を一言でいえば『人道』、他人の痛みをあたかも我がことのように思う心、といえましょうか。
それでは、私を育てて下さいました同窓生の皆様の益々のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げております。
そして卒業生には勿論、勤務させていただいた私たちにとっての母校、九里学園におかれましても、少子化等なかなか難しい時世であるからこそ、九里廣志校長を中心に教職員心を寄せあい、しかもエネルギッシュに教育の本道を前進されますよう心よりご期待申し上げております。
最後に私的なことですが、今年2009年、山形新聞の『日曜随想』著者の一人として10回ばかり書かせていただきます。紙上でお会いできればうれしく思います。
次回はわたしの恩師、荒井健三先生です。 (遠藤岩根)
2009.01.13:Copyright (C)
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=高い理想をかかげて精一杯努力しよう=
私が本校にお世話になったのは東京五輪の前の年でした。その頃は、戦後の後遺症から脱却し、まさに日本があらゆる方向を目指して飛躍する頃でした。やがて学年も11クラス,550人、全校生徒数1500人を超す時期が続いた頃です。皆さんご承知の宮沢賢治という人は、自分が勤務していた学校を去るにあたって『生徒諸君に寄せる』という詩を残しています。彼はその詩の初めに
「この4ヵ年が 私にどんなに楽しかったか
私は毎日を 烏のように 教室でうたってくらした
誓っていふが わたしはこの仕事で 疲れをおぼえたことはない」
と書いているが、私の教員としての出発もこんな気持ちでした。
近年、九里茂三先生は、ペスタロッチー賞を受賞なされた。ペスタロッチーは世界の教育者から「教育の聖者」と讃えられている人物である。九里先生はこの賞の12人目、該当者は毎年一人という狭き門、の受賞者として推挙された。我らが尊敬してやまない九里先生の持論である『教師は生徒に神をみるのでなければならない』との教えを胸に40数年の間、多くの同僚、何よりも前途有為な心優しい生徒さんに支えられて学園での生活を過ごせました。ホームルームクラスを持たせてもらったとき心がけた一つに、クラスで歌った曲、(合唱コンクール関係も含めて)が皆さんの心に一つでも残ってほしいものということでしたがどうでしょうか。
クラブ活動は、赴任早々スキー部を数年間、そして創設した年に地区優勝という快挙にも恵まれた水泳部、それに絵画クラブ顧問も経験させていただきました。自分の大学での専攻が社会福祉ということもあり、放課後希望する生徒諸君と社会保障に関する勉強会も実施しました。また点字クラブ(後に市の視覚障害者に対する広報点訳)、JRCクラブ(青少年赤十字)、聖書研究会の創設等を校長先生に認めていただきました。やがて従来より純真で優しい生徒諸嬢さんに引き継がれてきた校是である「譲」が大きく花開き、学校全体の躍動がヴォランティア活動を強力に押し進めた結果、団体の部で『愛の鳩賞』に県の社会福祉協議会より推挙していただき、受賞出来たこともなつかしい思い出です。
今は、世界の究極の世界平和に繋がる赤十字(JRCの母)精神の普及に若干関わっていおります。赤十字の精神を一言でいえば『人道』、他人の痛みをあたかも我がことのように思う心、といえましょうか。
それでは、私を育てて下さいました同窓生の皆様の益々のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げております。
そして卒業生には勿論、勤務させていただいた私たちにとっての母校、九里学園におかれましても、少子化等なかなか難しい時世であるからこそ、九里廣志校長を中心に教職員心を寄せあい、しかもエネルギッシュに教育の本道を前進されますよう心よりご期待申し上げております。
最後に私的なことですが、今年2009年、山形新聞の『日曜随想』著者の一人として10回ばかり書かせていただきます。紙上でお会いできればうれしく思います。
次回はわたしの恩師、荒井健三先生です。 (遠藤岩根)