▼夕鶴の里語り部養成講座〜閉講式〜【南陽市】夕鶴の里

           

9月21日(土)に南陽市の夕鶴の里にて、「語り部養成講座」の閉講式が行われました。
夕鶴の里では、自主事業として、「語り部養成講座」を開講しています。
今年で14回目を迎え、講座は6月〜9月まで全8回行われ、今年度は小学生から大人まで合計8名が受講しています。
心を優しく包む民話の温かさを、ぜひ多くの人に感じてもらいたいと、語り部の活動を行なっています。

夕鶴の里 外観
 緑豊かな自然の風景が広がっています。

夕鶴の里語り部の館
 語り部ホールで閉講式


夕鶴の里館内には、「三月のマウンテン画廊」に出展された絵画も飾ってあります。

語り部養成講座で取材に伺ったのは、今回で3回目です。
中間発表会、練習風景、そして閉講講座に伺いました。
以前の記事でもご紹介しておりますので、併せてご覧ください。
中間発表会の取材記事



夕鶴の里 第14回語り部養成講座「公開講座」〜閉講式〜
日時:平成25年9月21日(土) 午後1時30分開演
会場:夕鶴の里語り部資料館 語り部ホール

主催:夕鶴の里、南陽市教育委員会

閉講式は、今年の全8回の民話語りの練習成果を披露する「発表会」形式です。
小学生5名、大人3名、講師の先生2名による発表がありました。
小学生の語り発表の様子をお伝えいたします。

☆子どもの語り



観客が見守る中、閉講講座の発表会が行われました。
テキストを見ずに語ることを目標としていますが、
途中でわからなくなったらテキストで確認しても大丈夫なので
リラックスして自分の語りを語っていました。

「おぶさろの化け物」
 「まんじゅうこわい」

「橋渡んな」
 「牛蒡と人参と大根」

「舌切り雀」
 民話のタイトル


小学校1年生から6年生までの語りが発表されました。
中間発表会から比べると、ひとりひとりが上達し、上手な語りを披露されていました。
前を向いて、しっかりとお客さんに語りかけるように発表している姿が印象深かったです。
語り発表の様子をダイジェストに動画にまとめてみましたので、こちらもご覧ください。



☆講師の先生による語り
「貧乏の神」「人間の寿命」
 「鶴の恩返し」


受講生による語りの後は、講師の先生による語りもありました。
聞き入るような民話を語ってくださいました。
受講生のみなさんもお客さんも、熱心に耳を傾けていました。
たくさんの語りをお聞きした中で、個人的には「人間の寿命」と「三人の友達」というお話がとても好きです。


               語り部養成講座受講生のみなさん

昔から人々は、生活の中から生まれた民話を大人たちから子ども達へ、話しことばで語り続けてきました。
しかし、今では民話を語る人が少なく、語りを受け継ぐことが難しくなりはじめています。
こうした民話は、私達が未来へ語り伝えなくてはいけない、心のふるさとです。
南陽地方には、たくさんの民話が伝わり、なかでも珍蔵寺には寺の由来として古くから、「鶴の恩返し」が語り継がれています。
由緒深いこの地に、夕鶴の里がつくられ、心を豊かにする民話を永く語り伝えていく活動が、これからも続いて欲しいと願います。

〜これから開催されるイベントのお知らせ〜
第14回夕鶴の里「民話まつり」
日時:平成25年10月6日(日)
会場:夕鶴の里語り部資料館 語り部ホール
時間:午後1時30分〜

※入場券 1枚200円(小学生以下は無料)
内容:★語り部養成講座受講生の語り
   ○子どもの受講生
   ○大人の受講生
   ★民話会ゆうづるの語り
   ★ゲストの語り(立石おじさんの語り)
主催:夕鶴の里自主事業実行委員会
後援:南陽市教育委員会
入場券取扱い:夕鶴の里、南陽市内公民館
お問い合わせ:夕鶴の里(0238-47-5800)

ぜひ、多くの方がお越しくださいますように。
こちらも取材予定です。
置賜文化フォーラム編集員文化リスがお送りしました。



○取材日    平成25年9月21日(土)
        詳細:第14回夕鶴の里語り部養成講座〜閉講式〜(公開講座)
        会場:夕鶴の里語り部の館 語り部ホール
        時間:午後1時30分〜

○取材ご協力  夕鶴の里・語り部の館(南陽市)
        夕鶴の里 語り部養成講座受講生のみなさん
        民話会ゆうづるのみなさん(南陽市)        






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