▼上杉文華館「上杉鷹山の苦悩」
今回の上杉文華館は、《 国宝上杉家文書が伝える、上杉鷹山の生涯 G》「上杉鷹山の苦悩」展示期間は、10月24日(木)〜11月26日(火)まで。 10月26日(土)、14:00よりコレクショントークがございました。 コレクショントークとは…(?ω?`).。o0O??当館所蔵、国宝「上杉家文書」の中から毎月展示資料を入れ替えてご紹介していますがその都度、当館学芸員による展示資料の解説を行っております。 次回、コレクショントークは11月 30日(土)14:00〜です。興味がある!、参加したい!、より深く展示資料のことを知りたい!という方、どうぞお気軽にご参加ください。 一部、資料紹介致します。第一次と第二次改革の間、天明年間(一七八一〜、鷹山三〇歳〜)の苦悩について展示しております。 国宝「上杉家文書」深沢昌常 「井蛙愚痴」 江戸時代 天明(一七八二)十一月十五.八×四〇.〇cm米沢市上杉博物館 〔解説〕禄高三五〇石の上級藩士の深沢平次兵衛昌常が鷹山に提出した意見書です。昌常は自ら井戸の中の蛙の愚かな意見と当時の慣例通り謙遜しつつ、鷹山の施政を批判し、具体的な提言をしています。特に、藩政改革の功労者である竹俣当綱を十分な審議も経ずに処罰したのではないか、いう思いが本文書をまとめるきっかけとなったようです。天明二年一〇月二九日、家老として鷹山のもとで藩政改革を主導してきた竹俣当綱が、謙信の命日に酒を飲んだなどの不謹慎を理由に、※押込に処されました。中心人物を失い、鷹山の藩政改革は一時中断してしまいます。家老竹俣を失い、領内の飢餓が襲い、改革は中断する。天明年間、鷹山の苦悩はどれほど大きかったでしょう。 一方で、この後に多数の藩士が深沢昌常同様に忌憚ない改革意見書を提出しています。鷹山はこれらを適宜取り入れつつ、寛政三年から再び改革へと挑んでいきました。 ※押込(おしこめ)とは…(?ω?`).。o0O??文字通り自宅に閉じ込め、外部との接触を断って謹慎させる刑です。 その他関連資料も展示しております。紅葉の頃、お散歩がてら歴史の秋に浸ってみてはいかがでしょうか((ヾ(○・ω・)ノ☆・゚::゚♪ 次回、展示予定《 国宝上杉家文書が伝える、上杉鷹山の生涯 H》「上杉鷹山、ふたたびの改革」【展示期間】:11月28日(木)〜12月23日(月・祝) ◆コレクショントーク 11月 30日(土)14:00〜講師:当館学芸員 佐藤 正三郎場所:常設展示室 上杉文華館※入館料が必要です。 お問い合わせ 米沢市上杉博物館 0238−26−8001まで
2013.10.29:denkoku
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