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【山形の元気な社長】出羽桜酒造の仲野社長さん
2010.10.27:Copyright (C) 佐藤広一の《山形の転職情報銀行》
出羽桜酒造の仲野社長さん
nobupapa1963さん、ありがとうございます。
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第六回日本全国美酒鑑評会の冷酒部門で、山形県産酒が
1位から3位までを独占した。(2010/10/21「山形新聞」)
この1位に見事輝いたのは、出羽桜酒造さんの「出羽燦々」です。
先日、出羽桜酒造さんを訪問させていただき、仲野社長さん
自らの酒蔵見学と講義を受講する機会を得ました。
吉田類さんの酒場放浪記や安倍夜郎さんの深夜食堂を見ながら
じっくり日本酒を飲むために生きている私にとって、
忘れられない、貴重な学びになりました。
一番最初におうかがいした言葉、
「日本酒にヴィンテージものはありません」
わかってはいますが、よく考えると深い言葉だなぁ〜。
「何年のブドウは出来が良かった」というような、
人間の手が及ばない理由には「支配されない」という点で、
唯一の醸造酒だそうです。
そして、この脈々と受け継がれた味わいは、
出羽桜酒造さん規模の酒蔵であるのに、すべて
職人さんの手作業という「技」で受け継がれていました。
昔は社長さん自ら、酒母室で裸になり、「酒の母」が入った樽を
抱きしめて温度調整したそうですよ。。。
MaxFactor社SK-IIの香り成分でも有名な、
出羽桜さん特有の「桜花の香」に心地よく包まれながら
あらゆる工程で、驚くほどの手作り感を味わったあとは、
別室で経営に対する考え方や実際に行動されていることなど、
盛り沢山うかがいました。
これらうかがった中から、今回の大賞受賞にも関係する、
出羽桜さんの「不変のポリシー」を3つご紹介します。
1.地元でしっかりとした市民権と存在感のある酒であること。
*ニューヨークやロンドンでいくら評価されてもダメ。
*目的はあくまでも地元での支持。
2.圧倒的大差のある、分かり易い品質であること。
*品質が一番。支持と理解を得られる圧倒的なレベルを維持する。
3.他の酒の上に立った吟醸酒ではないこと。
*吟醸酒に注力している当社だが、コンクール酒のために決して
他の製品の質を犠牲にしない。もしそうであればコンクールやめる。
キャリアクリエイトももちろんですが、
ちょっと言い回しを変えて、「行動基準」として社員の名刺入れに
すぐに入れておけますね!
セミナー終了後には場所を変えて懇親会。。。。。
(一番楽しみだったかもw)
有名な「一路」くんもいただきましたょ。。。
(写真:齋藤さんありがとうございました。後ろが社長さん。
うしろ姿ですみませんm(_ _)m )