▼【転職あれこれ】面談でセールスされたのは初めて...Aさんの起業計画
「次の方!Mさん、お待たせしました。こちらの面談室にどうぞ!」
山形にUターン希望のMさんの第一印象。
目ぢからがあり、いかにも度胸と行動力がありそうな営業のプロ。
そんなMさんは、学卒後、アラサーまで本気でミュージシャンを目指して、音楽活動に真剣に取り組んでいました。
しかし、残念ながらこの夢は断念。
その後、いくつかの道を通り、たどり着いたのがこれぞ天職では?と感じる営業職でした。
しかも、この営業している商品が、Mさんのコミュニケーション力を更にパワーアップさせるようなコミュニケーションツールを販売されているのです。
このツールの営業にかけては、ベンチャー企業といわれた時代から丸5年以上の経験。
今ではすっかりメジャーになり、今後は医療や福祉分野において、更なる機能発揮を期待されている分野です。
「Mさん、それではザックリ現在の業務を説明していただけますか?」といういつものステップに入った途端、ドサッと机の上に出てきたのはこの自慢のコミュニケーションツールのプロモーション資料。
素人にもわかりやすく、しかも簡潔にしつこくない流れるような説明のあと、思わず「すばらしい商品ですね!」とその気にさせられてしまいました。
Mさんは、続けて言います。
「このコミュニケーションツールを震災復興に役立てたいんです。」
説明を聞くとこれもなるほど....。
立て続けに出てきた言葉。
「申し訳ありません。実は転職相談ではないんです。起業相談なんです。山形の市場、東北の市場を体感されているプロの意見を伺いたかったんです。」
実はMさん。週7日間(全部)全国を飛び回って営業活動されています。そんな中でUターンを考え出した近年、意識的に東北地区の開拓を優先させてきたとのこと。
もちろん、お世話になった現在の会社に後ろ足で砂を・・・ということではなく、東北支社(のれん分け)を正式に会社に提案しているとか。
第二印象。
頭の切れる若手社長。。に見えてきているのに気がつきました。
いろいろな形で絡んでくれる皆さんから、新たな絡まれ方を教わり「これも心地よし」と感じた面談でした。
Mさん、将来なにか絡めるかもしれませんね!
文:佐藤広一
2011.06.28:kouichi

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