定例勉強会:生涯学習ノート

生涯学習ノート
定例勉強会
22日は月1回の所属している団体の勉強会であった
出席者12名
途中2名のカウンセリングを挟んで10時半から5時まで

今月の対象課題は価値観、能力、性格、興味・関心など
いつの通りそれぞれの課題について各人が現場で使用している資料・ツールについての解説と意見交流から始まる

それを受けて、某団体で行うカウンセリングのクライアントを想定しての独自のツール作りに入る

キャリア形成は自己理解をベースにして進められるが、自己理解という概念がわかったようでわからない。しっくりとこない

歌手の小椋 佳は「自己理解はたまねぎの皮をむくのと同じで、むいてもむいても芯はでてこない」といっているが、戦後の教育で育った人たちには自己理解ということに関しては疎いような気がする
というよりも個人や自我意識に弱い日本人には苦手な概念かもしれない

だから自己理解の基本である「価値観」においてもそうである

再就職支援セミナーなので「あなたは今何を大事にして生きていますか」と問いかけてみても、明快に答えられる人は少ない

自分の価値観の代わりに会社の価値観や世間体などを大事にしながら生きてきてしまった人も多いのではないか
だから定年になって会社の看板がはずされると価値観が占めるべきところが空っぽになってしまっている

戦後の物不足のときに植えつけられた物中心の価値観も、心の時代などとはいいながら、いまだ物の大事さを引きずって生きているのかもしれない

「能力」もそうである
1生1社、年功序列のなかであいまいな評価制度のなかで、社内価値の物差しで評価されてきた人たちに、市場価値、汎用性のある能力などといってもぴんとこない

1つの会社でまじめにやっていれば年とともに給料が上がっていく仕組みのなかで育ち、個人の評価も上司のさじ加減で按配よくやられてきた人たちは、「あなたの世間で通用する得意技はなんですか」と問われても急には答えられない

「会社に聞いてくれ」といいたいのかもしれない
聞かれた会社も会社の都合のいいように育て利用してきたのだからその人の得意技などわからないだろう

今自民党政権の終わりが言われているが、その原因は55年体制の歪めにあるといわれている

個人がより豊かな生活を目指すために必要とされているキャリア形成においても同じようなことがいえる

「自分の人生は自分の力で切り拓かなければいけない時代」になってきているのに、個人を取り巻く組織環境や仕組みには旧態然とした曖昧模糊な慣習や制度が数多く残っているような気がする

勉強会はそのような背景を考慮に入れながら、アメリカから直輸入されたようなキャリア形成というものについてよく咀嚼してからそれを必要とする人たちに与えられるように取り組んでいきたい

キャリアカウンセラーと称する人たちがキャリア形成に関しての理論や手法について理解納得をしたうえでそれぞれの現場において展開していくべきであろう

ということで現場にマッチングするようなツールを創り上げていく方向で進めている
メンバーの体験と智恵を活かしてできるだけ現場にマッチングした方法を生み出すために試行錯誤である

メンバーは30代から60代までの男女半々の構成である
高校生の進路指導、若者就職支援、ハローワークの窓口相談、中高年齢者の就職支援など現場で活動しているメンバーも多い
その現場から、いろいろな意見が披露され、交流する

キャリアは多くのものがアメリカからの引き写しである
日本にはなかったものだけに広まってきているとはいえまだ社会的に広く受け入れられてはいない

キャリアといわれれば「仕事」と受け止めてしまう人が多いなか、キャリアは「人生の生き方そのもの」というライフキャリアの考え方の理解と納得を得ることから入っていく

最近は小学生からキャリア教育が始まってきているし、行政のなかに組み込んでいる市町村も出始めている

これからの時代が組織の時代でなく個人の時代であるとすれば、1人ひとりが自立・自律の行き方を目指していかねばならない

個人が強くなることによって組織が強くなり、そのような個人がより豊かな生きやすい社会を構成していくのであれば、今後キャリア形成というのはもっと重視されてしかるべきである

そのために日本の組織風土や地域社会にマッチングしたキャリア形成のやり方を目指して会員一同で勉強会を続けていきたいものである



2009.08.25:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
デイドリームビリーバー
畑山さん

こんばんは。50男です。

先日は、ありがとうございました。

私のブログは見ていただいたでしょうか?

ブログにも書きましたが、今の自分の気持ちをよく表している文ではないかと思います。

******************************
「いまの君は、ガラス瓶の中のホムンクルスではないのか?」とこの本は私に問いかけてきました。
私は、適度にコントロールされたぬくぬくとした閉ざされた空間:ガラス瓶の中にいるのかもしれません。

外には偶有性と可能性に満ちた海原が大きく広がっているにもかかわらず、その瓶の中にとどまっている自分。

この海は、確かに足を取られ死に至る可能性もあります。でも、この不条理を引受け一歩を踏み出し、この海に飛び込まなければならないのです。

うまくいくかどうか分からない。だからこそ人生は楽しい。

私が私であり続けるために、海に飛び込む決断をしました。

*******************************

また訪問させていただきます。
2009.08.27:50男 [修正 | 削除]
恥ずかしながら
畑山さん、お久しぶりです
お元気そうで何よりです

投稿ありがとうございました

コメント拝見しましたが、恥ずかしながら「デイドリームビリーバー」の言葉の意味がわからないでおります


2009.08.28:長山 [修正 | 削除]
デイドリーム・ビリーバー
畑山さん
今朝女房と話していたら、「忌野清志朗さんの歌ではないか」といわれました

検索してみましたら歌詞が載っていました

Day Dream Believer ですね

「海の飛び込む」というフレイズで思い出して


▼岸を見失う勇気がなければ、新しい大洋を発見できない(アンドレジード)
いつでも引き返せるところをさまよっていたのでは新しいものを発見することはできません
何かを失うリスクを冒さなければ新しいものは得られません
立ち止まっている限り何も変わらないのです
岸から遠く離れた大海原には、これまで見たこともない、また触れたこともない未知の世界が広がっています
大海原にたどりつけなくてもかまいません
帆を揚げ、舵をと取り、前へ進むだけでいいのです
その航程にも人生を彩る沢山の物語や楽しみが待っています

2009.08.29:長山 [修正 | 削除]
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