お正月:生涯学習ノート

生涯学習ノート
お正月
例年のとおり、長男夫婦と孫一人と次男夫婦の7人でのお正月
目新しさと手抜きを狙って、秋田からハタハタ1箱ときりたんぽと比内鳥とセリを取り寄せる

ハタハタはショッツルにしてみた
匂いを嫌がるのではないかと思ったが、秋田人のDNAのお陰か「まいうー」といって食ってくれる
きりたんぽも大好評で中1の孫はたんぽを4本も平らげてくれる

31日は買い物がてら11月創った墓地とお墓を見に行く
いつかは入るようになるから、そのときはよろしく、と話す

夜は全員で紅白を最後まで観て、11時45分の除夜の鐘を聴く
今年は女房の故郷寒河江の慈恩寺からの鐘であった

1日は市内の某神社へ初詣
雪が舞い散る中での行列は寒くて震え上がった

祈りはもちろんがんが再発転移しないこと
5月31日は術後3年目のCT検査日
まずはその日を目指して今まで以上に「凡事徹底」を期すことを誓う

万が1、「再発転移」と言われることも覚悟していく
その時はその時、「真夜中のドライブ」である

「真夜中のドライブ」というのは、『真っ暗闇で遠くは見えなくとも、ヘッドライトの光が届くところまで勇気を出して行きましょう。それから先は、行った時点で考えましょう。希望を失わずに生きることこそが大切だ。』ということ

「死ぬのが嫌だ」ということは単純に考えると「死なないで生きているということは楽しい」ということでないと辻褄が合わない

今、毎日楽しくやっていますか?と己に問えば、「楽しい!」と答えられだろうか
疑問である
死ぬのは嫌だといいながら、毎日なんとなく生きてしまっていないだろうか
もっと楽しい生き方をしてもいいのではなかろうか

となれば、究極的には「生きているだけで幸せ」と思える境地を目指すということになるのだろうか ・・・ 難しそうであるが

よし、今年は難しいことを考えたり、何か目標のようなものを決めるとかしないで、とにかく「生きていることは楽しい」と思いながら毎日暮らしていこう

と思っていたら河北新報の元日号に「さあ、力をぬいて」という見出しで「人生ゆるり」という記事があるのが目についた

「ゆるさ 〜 こころ、くらし、じかん」とある
さらには『人生における「ゆるさ」』とはという書き出しで始って、「勝ち負けにとらわれない」、「無理をしない」「自然体になる」、「賢明になる」、「調和を図る」とある

うーん、これだ! 今年はこれで行こう
「競わず、無理せず、解き放つ」である。 特に解き放つだ!

この歳になって、しかもすい臓がんを抱えていると、来年なんてどうなるかわからないのだ。今が楽しくなくっちゃという「一期一会」の心境が大事なんだと思う

今やりたいことを今やる 
今できることをやればいいだけ
毎日を楽しく送ろう
そんな思いで一日一日を暮らしてみたい

「がんを恐れず侮らず、死ぬも生きるも天命のまま」が願い事の最後に思ったことである

今年のお正月は例年よりも家族みんなでしゃべくりあうことができたようだ
嫁さんたちにのせられて、自分の生い立ちはともかくとして女房との馴れ初めのことなども話してしまった
女房は時々ブレーキをかけるが、なぜかしら口はどんどん動いてしまう
嫁さんたちもいつになく饒舌になってしゃべくりあう

いつもと違った空気が醸し出される
嫁さんの一人が言ってくれた
「がんになっている人がいるのにがんのことなど忘れて話し込んじゃって・・・」

いいお正月であった



2010.01.03:Copyright (C) 年だからでなく年がいもなく
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