▼○○銀行のライフプランセミナー
対象者は50歳の行員
今年で2回目である
50歳を対象にしているので一般の行員から支店長まで参加している
今回は約70名参加、うち女性が20名近く参加
持ち時間が4時間なので全般はセカンドライフというよりもキャリア形成についての話をし、後半はツールを使っての「自己理解」の作業をしてもらった
前の会社〔製薬企業〕で研修を担当しているとき「護送船団業界は人材育成に遅れている」という記事を目にしたことがある
護送船団とはゼネコン、金融、製薬業界である
確かに10年以上前はそういう状況があったが、最近は護送船団業界も人材育成に熱心に取り組みだしている
○○銀行も人材育成に関しては非常に熱心に取り組んでいる様子が伺える
話を熱心に聞こうとする熱意のようなものが伝わってくる
メモをとる人が多い
書き込む作業も面倒くさがらずにきちんとやってくれる
コミュニケーションの話で「コーチング」にからめて「サーバントリーダーシップ」の話を持ち出してみたが反応がいい
終わったあと人事課長と話していたら、○○銀行では人材育成の柱として「コーチング」を取り入れて現場に根付かせる動きをおこしているそうである
女性軍の熱心さを感じた
今日の新聞に○○銀行の記事が載っていた
「女性が働きやすい組織づくり」と題して、女性が働きやすい組織を作るためのプロジェクトを立ち上げたという内容である
プロジェクトの構成メンバーは本店、支店、関連会社の女性従業員12名で女性の視点から人事制度のほか、営業戦略などさまざまなテーマについて改善策を検討するのだそうだ
「寄らば大樹の影でなく、自分自身の影」「自分の人生は自分で切り拓く時代」などという抽象的なことを話してもじっと受け止めてくれている気配が感じられる
昨今の厳しい状況がそうさせているのかもしれない
今50歳、これからもリストラにあわず自分らしい行員人生を終えたあと、セカンドライフに希望を持ちながら羽ばたいてほしいという思いで4時間話し続けることができた


2009.09.16:choro

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