▼お墓
古希の年を迎えたうえにたちの悪いすい臓がんを患っている身である
突然に、医者に余命あと○年と言われることもあり得る
そろそろお骨の扱いどうするのかを考えなければいけない
自然葬にするのか、檀家になるのか、今増えてきている自由区画墓地に入るのか
65歳を過ぎたら墓地の紹介の電話やダイレクトメールが増える
何通ものダイレクトメールに目を通したし、セールスマンの訪問を受けたこともある
何度も同じ情報に接しながら、決定はその都度先延ばしにしてきた
自分と家族の死後世界観を問われることとなり、選択することが億劫で決めかねる
そんなおり一本の電話が入った
某石材会社からの永代供養墓を自由区画に建てる案内の電話であった
感じのいい電話であったので女房と現地へ行ってみた
現地で営業の若い女性からの説明を受けたガ要領がよくて気に入った
あとで知ったことであるが、某社の社長は元学校の先生で、従業員に教育に熱心な社長
日を改めて次男を連れて行ってみたら、次男もいいではないかという
ということで短期間に決めてしまった
子どもは長男が宇都宮に住んでいて仙台へ来て墓守男をするということはない
次男が結婚して仙台にいるが今のところ子どもがいない
となれば墓を作ってもその墓にはわれわれ夫婦と次男夫婦の4人が入ることになりそうである
そういうわけでお寺の敷地内にありながら宗派を問わない自由区画の墓地を買うことに決めたのである
現地は自宅から車で30分のところで空港からのJRの駅に近いお寺の敷地内にある
宗派は真言宗である
営業の女性の紹介で住職にも面会できた
葬式その他の仏事も依頼があればやってくれるとのこと
お墓の維持管理費は年8000円になっている
8000円の支払いがストップした段階で永代供養共同墓地に移す仕組みになっている
次男が自分たちの管理費を払えなくなったときお墓は無くなることを覚悟すればいいだけである
墓地を契約したら、次は墓石のデザインである
われわれ夫婦と次男夫婦の4人しかお世話にならないのだからと考え、デザインのコンセプトを
@小さくてシンプル
A独創性
B安価
の3つにしてデザインを依頼した
現地で会った営業の女性がパソコンでデザインして送ってくれた5つの試作デザイン中から選んだのが写真のデザイン
すでに自由区画の中に建てられているお墓のデザインは従来のお墓のデザインとは違って今風の新しいタイプのデザインである
この写真のデザインはそれらの今風のデザインとも異なって独自のデザインとなるはずである
今風のデザインの墓石の前面には「ありがとう」とか「愛」などと文字が刻まれているがシンプルに○○家だけにした
子どもたちに墓石のデザインの写真をメールで送ったら「まずは一安心!」というような返事が返ってきた
自分が死んだあとの眠る場所と形が決まると、なんか死というものが身近に感じられる
自分がお墓に入ったあと、家族が取り囲んで参拝している情景も想像できる
時が流れていくのを感じる
→画像[大 中 小]
2009.11.09:choro
お墓について
今日のメールに墓を買ったとお有ったから興味を持って開いてみた、やはり癌にかかるということは大きな事だな、俺は伝わってきた墓が有るから作る必要が無い。
親父の気持ちは本当のところ分からないかもしれないな
今の俺には死はそれ程身近でもない、漠然と考えているが、受け入れが割りとすんなり出来そうに思う
悟りと違う、いわばずぼら、投げやり、いい加減がなせる気持ちだろう
オヤジの文は淡々としていて、すんだ水が流れるような感じだ
死が身近でもそうなれるものかね
だが読み終わってなんだか淋しくなったよ
悪あがきでもいい、何とかして生きてゆくことを考えようぜ
2009.11.14:村上
死ぬということ
がんになった人はたいがい「がん=死」と思って頭のなかが真っ白になります
そしてそれが頭から離れなくなってしまい、それがストレスになって免疫力を下げてしまって寿命を縮めてしまうらしい
オヤジの場合は毎日やることが沢山あってがんのことを考えている暇がないからかえっていいようだ
でも時々考えてしまうときもある
考えたときお墓のことも考えた
おそかれはやかれ、のことだから調子のいい電話にあわせて一気に買ってしまった次第
これからもやることが沢山あるので死ぬことは考えたくないが、余命○ヶ月といわれたらまたそのとき考え直すよ
来年術後3年パスしたとき、村さん、滝さん、テッチャンの4人で仙台に集合しましょうか
それまでは生きたいですね
「凡事徹底と祈り」です
2009.11.15:オヤジ
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