▼メンタルヘルスセミナーに参加
宮城県産業保健推進センター主催の「職場の人間関係に活かす交流分析手法」というセミナーに参加
受講生は企業において心の問題に取り組んでいる人事総務の担当者50名
うつや自殺の増加に伴って、国としても対策の必要性が求められ、このようなセミナーの開催の数は増えてきている
前半は『「心の健康づくり計画」について』と題してメンタルヘルスセンターの藤岡講師の話
地場企業を回って「心の健康づくり」の指導している講師は企業における取り組み方について具体的に話す
話しの中に出てくる仕組みは立派であるが、その仕組みがどのていど機能しているかというと疑問である
経営者の意識改革や人を大切にする組織風土作りなどが必要であるが、当面のうつ防止の最大のカギは
直属の上司が握っていると思う
毎日部下に直接接し、部下の状態を見極められる上司の一言が社員のメンタルには大きな影響を及ぼす
ということで対応策のなかにメンタルに関する管理職研修も組み込まれているが、なかなか効を奏しない
成果主義や終身雇用崩壊という変化の中で、成果をあげながら社員の育成まで取り組んでいける管理職は少ない
自分のことは自分で守っていくという社員個人の意識改革とタフになる行動も必要とされるのであろう
後半は「職場に人間関係に活かす交流分析手法」については新浜クリニック院長の斉恒夫先生が話す
心療内科はエゴグラムを使用するという話からまずはエゴグラムについての話
エゴグラムは親からの影響と個人が有しているメンタル的キャパシティを重視する心理テストであると簡単に説明
CP、NP, A, FC, ACについて話したあと、TEGUを配布して各人に記入分析をさせる
その後、臨床現場からの報告という形で、「職場不適応を生じ易い性格因」として「CP↓ NP↓ FC↓AC↑」の代表的パターンを表記

その中でもストレスに弱いタイプとして特に「FCが落ち込んでACが上昇するタイプ」を示し、8つの症例をあげた
各症例について年齢、性別、疾患名をあげ、さらにそれぞれのエゴグラムの表を示して具体的に説明する
症例の診断名は「うつ病」「適応障害(うつ状態)」「不安、抑うつ障害」「不安・抑うつ障害」「不眠、動悸、手の震え」「身体性表現障害」と多岐にわたる症例であった
現場で活動している心療内科の先生なので非常に分かりやすかった
就職支援セミナーで、自己理解の方法のひとつとしてエゴグラムを使っているが、ストレス耐性に使うということは始めての学習であり、参考になった

2010.03.13:choro

一緒に参加したT.Oです
何年も前に自分がうつかも?と思って心療内科に
行ったときにエゴグラムとベックの抑うつ尺度
診断をしました。

私もその時はどうしてエゴグラム?と思っていた
のですが、謎が解けました。
2010.03.17:T.O

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