▼孫ひとり遠方より来る
3月末、札幌の孫息子から「じっちゃん、仙台に遊びにいくよ」と突然のメール
3日に来て11日に帰るという
え!と思いながらも毎日が日曜日の爺婆の2人暮らし
「来ていいよ」とメールする
札幌の孫息子は19歳
歯科技工の専門学校に在学中
実習とアルバイトで忙しい毎日を送っており、これから就職活動と国家試験受験でさらに忙しくなる
3日の土曜日仙台に住む次男夫婦と1緒に出迎えた
3年ぶりのご対面であった
5月で20歳になる孫息子は少年の面影が消えて大人の顔になっていた
その足で松島へ連れて行った
瑞巌寺で案内役を頼んで見物
遊覧船にも乗ってみる
夜次男夫婦も一緒に近くの居酒屋で会食
「5月初旬に20歳になるのだから、成人式の前祝として酒はどうかな〜、飲めるかな〜」と恐る恐る聞いてみる
「もう学校へ入ったときから飲み始めていて大丈夫飲めるよ」と孫はあっさりと答える
「え!そうなのか」と驚きと安心さをもって早速コップに酒を注ぎ始める
なるほど、飲ませてみると結構いける。 妙に感心してしまう
孫の父親は飲めないので、娘の遺伝子を受け継いでいるようだ
ビールから焼酎とこちらと同じペースで飲ませてみたが酔った素振りは見えない
末恐ろしい気もする
酒の程よい酔いもあって、会話は弾んでいく
孫は大学志望で試験間際まで頑張っていたが、学力不足であきらめていた
会って話すまでは、孫は大学へ行けなかったことで落ち込んでいるのではないかと思ったが、話をしてみると全くそのような気配は感じさせない
細かい作業が主体となる実習は面白し、専門学校が楽しいという
友人もできて張り切ってやっていると嬉々として話す
アルバイトもスーパーの食品売り場で頑張っているようだ
1人前の仕事をこなしているようである
スーパーの裏話を面白おかしく話してくれる
会ってみると顔が大人びたばかりでなく、大きな声で挨拶をし、「じいちゃん、ありがとう!」とそのつど大きな声で感謝の言葉を口にする
アルバイトなどで鍛えられたのだろうか
この力を持ち続けていけるなら、この孫はなんとかやっていけそうな気がする
これからは就職活動、国家試験と忙しくなりそう
就職すれば休みはとれなくなる
今回がゆっくり会える最後になるかもしれない
こちらのがんの再発のことも考えると一期一会の気持ちで孫と過ごしたい
よく来てくれた。ありがとう
明日から7日間1緒に楽しもう

2010.04.10:choro

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