▼『「がん」になったら、私はこの代替医療を選択する』
                     安藤由朗 現代書林
著者は以前に国立九州がんセンターに勤務していた
そこで西洋医学の限界を感じ、10年ほど前より代替医療に取り組むようになった
現在がん患者に行っている治療は、西洋医療に免疫の視点を取り入れた医療で「安藤式4位1体療法」と称して下記の4つの組み合わせで行っている
@食事療法、水療法(波動還元水)
A洗腸、(浣腸のメインテナンス)(医療用の洗浄用品「エネマシリンジ」)
Bフコダイン療法
C免疫力を高めるワクチン療法(丸山ワクチン)
代替医療に出会ったのは、アレルギー病への還元水による水療法だった
アトピーだった自分の奥さんが還元水で治ったのだ
その後アレルギー疾患やじんましんやリューマチ、膠原病などの治療に限って試みていたが、この代替医療ならがんと十分に闘えるという自信を得てがん患者への使用を始めた
そして実際に治療してがんを治した自分の患者の症例を多数紹介している
代替医療に対して著者は次のように述べている
メリットとデメリットを天秤にかけながら治療法を選択してほしい
がんと闘うためには、まずは体の免疫力を高め、病気との戦闘準備を万全にしておくことが必要である
著者は「波動検査」という検査を行って、患者全体のパワーを測定して数値化する方法をとっている
WHOによると現在医療的根拠が認められている代替医療は世界で100ほどある
このうちがんに対して有効率が報告されているのは
@栄養免疫学を背景とした食事療法
A機能性食品などサプリメントを使ったサプリメント療法
Bストレスを減らして免疫力を高める心理療法
C東洋医学やインド医学などの伝統医療
の4つである
アメリカでは国家的規模で代替医療への取り組みが行われ、60%以上の医師が代替医療を推奨し、がん患者の約80%が標準治療にプラスする形で何らかの代替医嶐を利用している
といわれている
アメリカ比べて日本ではまだ代替医療はマイナーな領域となっている
その要因として著者は
@保健医療制度の問題
A漢方などを除いては、保険診療は基本的に西洋医学しか対象としていない。代替医療は保険対象除外になっている
B抗がん剤メーカーと政治家、官僚の癒着の構図がある
と指摘しているが、これ以外に西洋医学一辺倒の教育しかうけていない医者の意識の問題もあるはずである
日本のがん患者も80%くらいは何がしかの代替医療を試みているが、それは医者との対話がないまま行われているのが実情ではなかろうか
代替医療は日陰の身的位置づけなのである
                        
患者のなかには抗がん剤を処方してもらいながらそれを捨てている患者もいるという
医者に代替医療の話をもちかけてもまともに受け止めてもらえないという現実があるのだ
それも大きな病院であればあるほど、その傾向が強い
著者も以前勤めた国立がんセンターでは、代替医療の話などはだせなかったと述べているが、私がお世話になっている大学病院でも同様である
教科書で習わなかったということや、標準治療最優先と言う治療指針が支配していることや、学会発表などの西洋医学重視のがん医療現場では日陰の身である代替医療に対する関心は無いに等しいのではないか
                                  
こうしたなかで、実際に診療している医者が、代替医療のことを本に書きあらわして世に問うというのは意味あることと思う
主治医に相談もできずに黙々と代替医療に取り組んでいるがん患者の対してのパワーを与えてくれる本である
また西洋医学一辺倒、標準治療に凝り固まっている医者にたいして一石を投ずるような役割を果たしてくれることも期待したい
国としてももっと代替医療医について大々的に取り組むべきである
医者は何かと言うと代替医療は「エビデンス」(統計的裏付け)がないというが、代替医療のエビデンスを西洋医薬品と同じ基準でとることは、膨大なお金と時間がかかって、健康食品として出している民間企業の手に負えることではない
また健康食品としての質や有効性についての吟味がおろそかになっている部分もある
パソコンを開くとサプリメントに関する情報は沢山あるが、選択の基準がわからず迷うばかりである
がん患者にとっては不幸なことである
がん患者のために国としてその有効性の検証をおこない、有効性が認められたものには国のお墨つきをあたえるようにすべきである
あまり熱心に探していないせいもあるが、仙台で代替医療を行っている医者の情報などは見つからないし入ってこない
現在罹っている病院頼みになり、医者任せになっている患者が多いのではなかろうか
がん難民にならないように自分で学習し、自分で探し回るしかないのであろうか
この本を読んで代替医療についての取り組む意欲を強くした
この本を参考にして、自分なりの代替医療を模索し、実行していきたいものである
私が行っている代替療法は以前から行っている
食事療法・運動療法に水療法(日田天領水)を加えた
サプリメント関係は10日ほど前より
(ホロンライフサイエンス社の「藍プロポリスA」(プロポリスとアガリスク茸)「藍の力」(マカと般若人参)「特殊冬草夏虫粉末」)新たに始めた
その他
ビワの葉温灸
ビワの葉こんにゃく療法
などを行っている
手術後も続けるつもりでいる

→画像[ ]
2010.09.19:choro

代替医療
2人に一人は癌になる時代。

確かに国の制度の見直しや代替医療推奨は、進めるべきと思いました。

改めて、長朗の研究と取り組みには、驚きです。
がん治療のエキスパート代替医療医を目指されてはどうですか?
2010.09.20:佐藤準一

代替医療聞きかじり
以前、東北大学加齢医学研究所の仁田新一先生の講演を聞きました。

代替医療については、長朗がおっしゃる通り、むしろアメリカなどで積極的に国家的に取り組まれているとのことでした。

確かカリフォルニア半島の近くだったと思いますが、巨費を投じてつくられた代替医療専門の大学・研究機関の写真を見せていただきました。

アメリカの代替医療の第一人者アンドルー・ワイル氏は、毎日和食を食べているんですよね。

本家本元の日本が遅れているのはさびしいところです。

もちろん理論だけわかっていても実践しなければ意味がありませんが、長朗はまさに知行合一ですね!

細胞は間違いなく力をつけてきていると思いますよ。
2010.09.20:hasegawa

人間はまるごとで人だから
部分で切り取られ、専門家に委ねることが進むと
人間の力は落ちていくように感じます。

どのような病気であっても、生活や治療について
本人が考え選択、実行するためのサポートが大事なように思いました。

代替医療でも、何でも、主治医に相談できるような医療現場であるといいですよね。
まるごとの人間を受け止めるような人間関係がある現場。
日常生活での関係が、それを補ってくれる支えとなることを祈念します。
2010.09.20:まめこ

がんは奥が深い
代替医療も最近は心の問題にも踏み込んでいます
経論すればがんは心の病ともいえるのだそうです

自分が気づかずに抱えているストレスから脱却できな
ければ手術で切り取ってもまた再発するというのです

今日から入院です
頑張ってみようと思っています
では
2010.09.24:長朗

藍プロポリスA
私は、06年、07年に2回、大腸がん手術をして大腸を全切除しましたが、更に翌年浸潤癌が見つかり、抗癌点滴治療を行いました。
浸潤癌は幸いに寛快しましたが、
そのままでは、おそらく、転移か、再発やむなしではないかと思っておりましたところ、ひょんな経緯で、藍プロポリスAを飲んで、以来、3年ほど経ちますが、今は癌の兆候は見られません。
そうした状況を、あくまで個人の自主で、HPに掲載しておりますが、
ぜひ、ご見識のおありになるかたに、ご批評、ご意見等いただければ、大変ありがたく思います。どうぞよろしくお願い致します。
http://umuchi.com/
2011.05.13:由井修二

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