▼抗がん剤の使用
12月にがんの転移が発見されてからも抗がん剤の使用は見合わせてきた
2月21日の画像診断でがんの増殖のスピードが速いことと、3つ目のがんの陰らしきものがあるという指摘があった
2月21日には今後の治療方針について3月の外来診察日に相談しましょうということにした
自己治癒力向上を目指していろいろ取り組んできたが、帰宅後いろいろ考えてみたうえで抗がん剤を使用してみることにした
まずは異常に早いと思われるがんの増殖を抑えることを主とした選択である
説明書にはがんを小さくしたり増殖を遅らせる作用があると書かれている
選択する抗がん剤は副作用が少ない抗がん剤である
まずは試みてみて、あとはその結果次第で使用を考える
抗がん剤は点滴で毎週1回を3回続け、4週目は休むというのが1コースになる
次回のCT検査が4月8日に予定されているので1クールの効果判定ができる可能性を
考えて2月25日からの投与とした
副作用を懸念して女房も一緒に行くこととなった
7時半の採血で9時半の担当医の診断であった
担当医は3年以上前にすい臓がんの手術をしてくれた医師であった
すい臓がんの手術の前に説明を受けていたので、女房も顔見知りである
担当医より抗がん剤の副作用について、個人差はあるが比較的に副作用は少ないという
説明があった
化学療法センターへ女房も一緒に案内される
30のベッドがある部屋で、抗がん剤の点滴を受ける
担当看護士からも副作用は少ないという話があり、女房も少し安心したようである
点滴は30分となっていたが付随する作業があって結局は1時間近くかかった
病院を出たのは12時過ぎであった
点滴投与中も異常は全くなかった
その後の生活のなかでは今のところ食欲が若干落ちるような気がしているくらいである
ただ回を重ねるにつれて免疫力が落ち、副作用の発現率は高くなることが予想される
白血球が減少するので、風邪などにかからないようにしなければならない

2011.02.28:choro

自然治癒力を信じて
長い年月で培った体内の自然治癒力はそう簡単に消滅はしないと思うし、これからも化学療法と一緒に免疫療法を続けて行けば予測される副作用も和らぐと共に相乗効果でよい結果に向かってくれると信じたいです。いずれにしても、今回の君の決断は正しいし、自分だったとしても同じ道を歩んだと思います。
後は「気」を強く持って、心を安らかにして日常生活を淡々と送ってください。「気」は心。病気は心の持ち方で進行するといいます。君にはいい奥さんが付きっ切りで傍にいてくれて、いつも二人三脚で生きておられる。温泉旅行記を見てうらやましくなりました。何にも負けない強いあなたを奥さんはいつも尊敬され、頼りにされていることでしょう。笑顔をなくさないでいつものようにおふたりで穏やかに暮らしてください。
2011.02.28:三八和彦

願っています
抗がん剤使用の選択を支持します。とにかく良い結果が得られ事を願っています。


2011.03.01:佐藤準一

不思議な感覚・・
長朗、昨日はキャリアカウンセリング、お幸せ様でした。

始まる前に1時間ほどお話させていただきましたが、そのとき、不思議な感覚を覚えました。最後にも少しお伝えしましたが、そのことを書いてみたいと思います。


今回の抗がん剤投与決断は、相当に死を意識して、何か手を打ちたいというお気持ちからのものだと受け止めておりました。

そんな長朗と平常心で話せるかどうか不安をもっての対話だったのですが、、、

不思議と「風のない晴天の釜房湖の湖面」のような心持でした。

対話した部屋は談話室のようなところで、2〜3メートルはなれた場所に学生2人ほどがパソコンに向かってました。静かなんで、我われの声も良く聞こえたはずです。

でも、そんな存在も気にすることなく、話すことが出来ました。
(長朗はどんなお気持ちだったか分かりませんが)


別れてから、いろんな思いが頭を巡りました。

そんな一つに「ガンという病気は、ある面、有難い病気かもしれない」という思いです。

事故や災害でなくなる方は、死ぬまでの時間のすごし方の選択幅はすごく狭いです。

一方、ガンを患っている長朗は先週末にお子さんたちと一緒に泊りがけでスキーに行って来られたというではないですか。しかも、3月一杯は、母校の後輩のキャリアカウンセリングをやるということも選択できている訳です。


先週、短大でのワークショップでの話を投稿しました。

受講している学生に「就活」に対するイメージは?と問いかけると、
大変、難しい、不安、緊張、・・・とマイナスイメージのオンパレードでした。

ところが、プラスの側面はないの?と問いかけると、
マナーが身につく、たくさんの人と出会える、成長できる、・・・これまたたくさん出てきました。

物事はどの視点から見るかで、マイナスに見えたり、プラスに見えたりするんだな、と改めて実感したところでした。

ガンも然りですね。


私は実際には長朗が今している体験をしておりません。
ノーテンキなことを書いているのかもしれない、という不安もあります。たくさんの読者の目も気になるのですが、今感じていることをそのまま言葉にして、長朗に伝えていくことが大切かなと思って投稿いたしました。

このブログを読んで、かける言葉がないなぁ、と思っている方もたくさんいらっしゃることと思います。

ためらわず、率直な思いを長山さんにお伝えしていっていただきたいなぁ、と思います。それが、抗がん剤よりもきっと効果が高いように思うからです。


長朗、また、話にお付き合いください!
2011.03.01:ムーミンパパ

必ず克服できます
長朗さんの言動を拝見していますと、自らの信じるところを着実に実行しておられる、と同時に冷静に次の手を打たれていますので、私は必ずや勝てると思っています。

また、奥様始めご家族の皆様が心から長朗さんを支え、何よりもご自身に必ず克服するという気力のあることが治癒に導くと確信しています。どうか、今後とも持前の念力でこれからも頑張ってほしいです。こちらからも祈り続けています。
2011.03.01:すなおみち

ありがとうございます
すなおみちさん、励ましのお言葉ありがとうございます
油断すると気力がなえるほうに向かっていきます
厳しいところですが、気力作りに挑戦してみます

ムーミンパパさん
最近正常芯を失いつつあるような状態のときに、対話することで自分を取り戻しているのかもしれません
結構夢中で話してしまいましたね

おっしゃるとおり、がんのメリットもあります
女房との関係も深まっていきますし、家族の関わりかたも変わっていきます
先日も温泉に息子と入りながら、今まで話したことのない話をすることができました

人生に限りがあるということは、言葉では知っていても本当のところはわかっていないのかもしれません

がんになってのプラスをどう意識しどう表現していくか、ですね
2011.03.02:長朗

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