凡庸さこそが武器になる:リーダーズ・コミュニティ Leaderz
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そのピュアで切ない恋愛観は、「自分のことを書かれているようだ」「心にしみわたる」など、熱い感動の言葉が寄せられる。
不動産会社のOLからラジオDJ、コンパニオンなどさまざまな職業を経て26歳で専業主婦から作家デビュー。
だが、小説すばる新人賞を受賞した「天使の卵」で手痛い批判を受ける。
「よくここまで凡庸さに徹底できるかと感心させられた」と。
しかし、よく読むと、「鋭さというのは才能だがほどほどの才能だ。だが鈍さというのはその上をいく才能である。もしかしたら、凡庸こそが武器になるかもしれない」。
凡庸とかオーソドックスといわれるということは、より多くの人と同じ目線でものをみられるということ、つまり共感しあえるということ。これこそが、私の一番の強みなんじゃないのかと思えるようになったのです。