▼「心の救済が教育の原点」
思春期の子どもたちは、いじめなどのことが明るみにでたとき、「しまった」と思う反面、「ほっとした」という場合が多い。
心のどこかで「とめてくれ」と叫んでいる。そして、誰もとめてくれないとなると、それはエスカレートせざるを得ない。
中学生が特定の教師を嫌い、時にはその教師に暴力さえ揮うことがあるが、理由の一つに「あの先生は怒るべきときに怒らなかった」というのがある。もっとも、そのことを伝え聞いて、そういうことなら、と子どもに怒ったら「何を!」といって殴られた例もある。
怒ってもダメ、怒らなくてもダメ。いったいどうしたらいいのか?というわけだが、それは怒るときに「腰が入っていない」からダメなのである。正面から腰を入れて怒る。このことをせずに嘆いている人は、サッカーでもバスケットでも、ともかくシュートさえすれば点が入ると思うほどの容易な考え方をしているのである。
(「人生学ことはじめ」より)
2006.12.11:反田快舟
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