【彩窯(あかりがま)KAWAHARA工房】:ながいファン倶楽部ライブラリー
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【彩窯(あかりがま)KAWAHARA工房】
2009.11.10:Copyright (C) ながいファン倶楽部
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長井市伊佐沢で彩窯(あかりがま)KAWAHARA工房を営む川原龍美
さんに磁器づくりついてお話を伺ってきました。
川原さんは、お住まいは伊佐沢地区ではないのですが、伊佐沢
の風景やあたたかい人たちに魅了され、伊佐沢に工房を構えた
そうです。彩窯(あかりがま)の名前の由来は、器に「彩(いろ
どり)」を、そして暮らしを「あかるく」という願いのもと名付
けられたのだそうです。
▼陶器(左)と磁器(右)の違い分かりますか?
陶器と磁器の違いは陶器の材料が土や泥であるのに対し、磁器
は石が材料であるということなんだそうです。また、陶器が茶系
なのに対し、磁器には鉄分がないため白っぽい透明感のある仕上
がりになります。磁器は吸水性が少ないため壊れにくいのも特徴
です。また、磁器は叩くと高い金属音がするんです♪
▼これが、川原さんが作る磁器の材料となる天草粘土です。
▼それを煉っていきます。水分が少ないため煉る作業はなかなか
大変そうです!
▼そして煉った粘土を轆轤(ろくろ)に乗せ形作っていきます。
▼こんな大きなどんぶりでも焼くと収縮するため、大きいご飯
茶わんくらいに完成するんだとか(゚д゚;)
▼そして、これをこのように3日くらい乾燥させます。
乾燥したものを一度素焼きします。するとピンク色になり、
その上に呉須(ごす)で模様を描いていきます。
▼完成品(左)と素焼き後(右)。完成すると同じ大きさになる
んだそうですよ!
透明の上薬を塗り1280℃〜1300℃の高温で焼くことで緑色が
綺麗な藍色になり、ピンク色が白いつやつやの器となるんで
すって(*'-'*)
▼これがガス釜です。非常に高い温度で16時間〜20時間焼いて3日
冷ますんだそうです。ゆっくり焼いてゆっくり冷ますことで丈夫
な磁器になります。
磁器は不純物を嫌うため、灰等を避けるためにガス釜が適している
のだそうです。
▼そうして長い時間とたっぷりの愛情を受けて作られた川原さんの
作品たち。
川原さんの作る磁器は透明感あふれる純白色に鮮やかな藍色の絵が
浮き出る美しさに加え、仕上がりに温かみを感じるようなデザイン
になっています。独特のテクスチャーがすごく素敵なものばかりです。
川原さんは陶器・磁器作りのレッスンを希望される方に個人的にもご
指導して下さるそうですので、興味のある方は是非お問合わせ下さい。
彩窯(あかりがま)KAWAHARA工房
長井市上伊佐沢上石田3583-1
0238-88-5665
【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】
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