▼【未来への種まきトーク in 置賜】
山形県内の在来野菜について取材し、撮影が進められているドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」(渡辺智史監督)の製作応援企画「未来への種まきトーク in 置賜」が置賜生涯学習プラザで行われました(^∇^*)▼会場の置賜生涯学習プラザ第一部はノンフィクション作家・島村 菜津さんの講演会。スローフード先進国イタリアの食事情に精通し、日本に紹介し続けている島村さんが、これまで取材した海外での在来作物を守る取り組みなどをスライドを交えて紹介しました。▼大勢の皆さんが集まりました島村さんによると、スローフードの分野では先進的な取り組みをしていると言われているイタリアでも、本格的な食の見直しが始まったのは1985年頃からだとのこと。食の多様性の重要さに気がついた地元の人や都会から農村にUターンした人たちが少しずつはじめていったそうです(ノ*゚▽゚)ノ▼豊富な話題で会場を盛り上げる島村 菜津さん海外から流入する安価な野菜に押され、市場から姿を消していた在来のトマト、レモン、玉ねぎなど様々な野菜を、それぞれの地域の人々が様々な工夫で復活させていく事例はとてもドラマチック!販路を確保し後継者を育てていく取り組みも行われているとのことでした。▼市場から姿を消しながら、地域の人の努力で復活した赤玉ねぎ日本では在来作物の研究や種子の保存には予算がほとんどつかないのだとか。そんな中で山形県には在来作物をリサーチする研究者も多く、在来野菜の数、守り栽培している人の数は全国でも突出していると話す島村さん。会場の皆さんも頷きながら話に聞きいっていました(^∇^)▼長井市の馬のかみしめも紹介されました続いて行われた公開座談会では米沢の雪菜の生産者吉田昭市さん、高畠町二井宿小学校で画期的な食育を行なった井沢良治元校長、スローフード山形の事務局長・鈴木徳則さんが加わり、渡辺監督の司会で、それぞれの取り組みなどが紹介されました。▼公開座談会の様子小学校をあげてじゃがいも作りに取り組んだ伊沢元校長は、苦労して作物を育てる体験を通して、児童が給食を残さなくなったり、お互いを思いやる心の成長が見られたと話していました。座談会の途中では、撮影中の「よみがえりのレシピ」の映像も上映され、庄内地方藤沢カブの生産者が行う焼畑の様子や、外内島きゅうりの種の収穫を行う地元の小学生の様子などを観賞しました。▼肥沃な土地を作るために行う焼畑▼外内島きゅうりの観察をする小学生映像で見ると、あらためて山形県内の在来野菜の豊富さを実感できます(ノ*^▽)ノ 現在は村山〜置賜地方の撮影に入っているとのこと。長井市では花作大根を取材しているそうです。映画の完成は2011年。身近にありながら、なかなかその存在を知ることのない多様な在来作物をどんな風に紹介してくれるのか楽しみですね(゚▽゚*)♪映画「よみがえりのレシピ」のホームページはこちら【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪▼お申込はこちらから!
→画像[ ]
2010.12.13:nagaifan22

トップへ
(C)ながいファン倶楽部ライブラリー
powered by samidare
system by community media (Free CMS)