▼【仕事を提供するという支援〜サイトーモールド】
東日本大震災から4週間。頻繁にあった余震も少なくなってきていたので、昨夜の地震にはビックリしました。東北地方の多くの地域と同じように、私たちの長井市も停電に。真っ暗闇の一夜を過ごし、信号の止まった道路を通って通勤しました。幸い午前9時頃には電気が復旧し、今は普段の風景を取り戻しています(^_^)さて、震災後はここ長井市でも様々な支援の輪が広がっていますが、避難してきた方に仕事を提供することで支援しようという企業も登場しています。成田工業団地に工場を構えるサイトーモールド(株式会社斎藤金型製作所)もその一つです。▼サイトーモールドサイトーモールドは金型の設計・製造やそれを利用したプラスチック製品の成型などを行っている地元企業。電話やボールペンのプラスチック部分など日常生活でよく目にする様々な製品を作っていて、海外にも営業所を設けています。▼大きな機械が動く工場内代表の斎藤 輝彦さんはこの震災の後、助けを必要としている人たちに自分はどんな支援をできるのかを考えていたそうです。そんな中、長井市にも多くの方が避難してきていることを知り、生活を立て直すきっかけになればと、予定していた採用枠を避難者の方に提供することを決めました(゚▽゚*)▲代表の斎藤 輝彦さんこの情報を知り応募したのが渡部 和昇さん。福島県の南相馬市からご家族で避難してきています。震災でご自宅は半壊に近い状態に。その後福島第一原子力発電所の事故が起こり、親類を頼って長井市にいらしたそうです。お住まいのある原町区は現在、屋内退避や自主避難の対象とされているエリア。地元の学校が再開されないことから、3人のお子さんの学校や保育園について市役所に相談に来ていた時に、この情報を知りました。地元ではご自身で仕事をされていたという渡部さん。製造業の経験はなかったそうですが、避難先での生活の為にすぐに応募を決意したそうです。▲サイトーモールドで働く渡部 和昇さん避難とはいえ地元から離れて暮らしているため、まちの様子を知る情報が少なく不安を抱えているという渡部さん。「前の仕事でお世話になった方々の安否がわからなくて心配です。本当にお世話になったので…。」と話して下さいました。飼い犬がいるため、住まいを探すのにも苦労していた渡部さんのご家族に、斎藤代表は所有する家も提供。「ちょうど犬を飼っていた家でね。空いている家がたまたまあったから。たまたまね。」と笑っていました(^▽^)「仕事にしても、子供たちの学校のことにしても、長井市の方は本当に良くしてくれます。」との渡部さんの言葉に私たちも嬉しい気持ちに。斎藤代表は今後も、被災して困っている人、企業などに優先的に仕事を提供することで支援したいと考えているそうです。これからの社会がどう変わっていくのか不安なのは被害のなかった私たちも同じ。だからこそ助け合うことの大切さをあらためて強く感じました。できることは一人ひとり違いますが、身近に行われている様々な支援を知ることで、同じ長井市民として勇気をもらえるようです(^▽^)困難な立場にいる人たちに私たちが何をできるのかをこれからもしっかりと考えていきたいと思いますo(*^ー゚)【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪▼お申込はこちらから!*.*:*.*:*.*:* がんばろう東北!がんばろう日本! *.*:*.*:*.*.*震災における長井市の対応はこちらから(長井市ホームページ)長井市災害避難者支援ボランティア本部のブログはこちらから長井市でも支援の輪が広がっています→こちらからどうぞ長井市生活情報マップはこちらから被災地への義援金についてはこちらから地震関係Q&A(山形県ホームページ)計画停電について(東北電力ホームページ)「東北地方太平洋沖地震/山形から復興支援ノート」はこちら
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2011.04.08:nagaifan22
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