▼【丸大扇屋 「燻」作業中です】
冬季休館中の「丸大扇屋」では、『燻(いぶし)』と呼ばれる冬の間の恒例行事が行われています。虫を駆除し建物を長持ちさせるために、囲炉裏に火を入れその煙で茅葺屋根を燻蒸する作業のことです。部屋の中は青白い煙が立ち込め、パチパチと薪の爆ぜる音が。囲炉裏には自在鉤(じざいがぎ)に水を張った鍋をかけて、乾燥しすぎるのを防いでいます。天井は吹き抜けるように作られており、屋根裏まで煙が廻る仕組みに。毎年冬の3カ月の間じっくりと燻され、黒光りするような独特の色合いに染まった天井。木造建築を守る先人たちの知恵に感心させられます。▼煙は屋根裏にある女中部屋を抜け、二階の格子窓から外へ。 ▼先週から降り続いた雪で、庭も母屋も覆いかぶさるように白く包み込まれて。  軒下の干し柿は、冬の間小動物の食糧になるよう、わざと吊り下げたままだそう。よく見ると、かじられた跡が・・・。  3月まで続けられる「燻」作業。春までに昨年の穢れを虫と一緒に燻し出して、新しい年のお客様をお迎えする準備が整います。【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪▼前の記事・お申込はこちらから!
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2018.01.31:nagaifan27

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