“心の病”が急増…上田市政下の驚くべき実態:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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“心の病”が急増…上田市政下の驚くべき実態
2021.09.07:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
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「307人VS661人」(病気休暇者)、「68人VS148人」(うち精神疾患による休職者)―。花巻市議会9月定例会の一般質問2日目の7日、羽山るみ子議員(花巻クラブ)が令和2年度までの上田(東一)市政下での職員の病気休暇・休職者(精神疾患を含む)が前市政下に比較して、冒頭の数字が示すように倍増しているという衝撃的な事実を明らかにした。市側が作成した過去13年間(前市政6年間と現市政7年間)の統計資料によるもので、さらに病気休暇を経て休職に追い込まれた職員は前市政下で40人(うち精神疾患24人)だったのに対し、現市政下では71人(うち精神疾患55人)とこちらも急増しているとした。また、コロナ禍の令和2年度の病気休職者は過去13年間で最高の17人(うち精神疾患14人)に達しているという数字も公表した。
羽山議員はこうした数字上のエビデンス(証拠)を根拠に「職員の皆さんがどんな職場環境に置かれているのか、心配だ。職員の間からはパワハラの声も聞こえてくる。市長はこうした職場実態をどう把握しているのか。正直な気持ちを聞かせてほしい」とただした。これに対し、上田市長は「仕事の高度化に伴う不適応やプレッシャ−、上司のサポ−ト不足、同僚との人間関係など複合的な原因が考えられる。(病気と)パワハラとの間に直接的な因果関係があるという報告は受けていない」と答弁。行政トップの交代に伴う数字の大幅増についての認識は示さなかった。
「パワ−・ハラスメント」(パワハラ)について、「花巻市職員等ハラスメント防止等に関する規程」(平成26年9月)はこう定めている。「職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう」―。前日の若柳良明議員(平和環境社民クラブ)の一般質問の際、市側は今年8月末現在の病気休暇者が17人、休職者が12人(実数では合わせて26人)に上っていることを明らかにしており、上昇傾向に歯止めがかかる気配はない。さらに、私の元には上田市長自身による「パワハラ」被害の訴えが相次いでおり、当市における職場環境の悪化が懸念されている。その一例として、匿名で寄せられた職員の悲痛な声を以下に再録したい。
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匿名で投稿することをお許しください。自分も知りうることを伝えたいと思い、投稿しました。また、この内容についてもブログで取り上げてもらって構いません。
これまで紹介された職員からの訴えは事実です。上田市長は、自分の思い通りに行かないと怒鳴り罵倒するのは日常茶飯事。日頃からコンプライアンスを声高に言っているにも関わらず、自らを律することはなく感情のままに職員を怒鳴り人格否定。部長、課長も市長の機嫌を損ねないよう立ち回るため、結果的に部下は見殺し状態となり、そして精神を病み休まざるを得なくなる。ただ、部長、課長も人間です。幾度となく罵倒され怒鳴られれば、保身の気持ちが優先となることも仕方ないとは思います。問題は、トップがそのような状況を作り出しているということです。
正直なところ、以前の大石市長よりもいいと最初のうちは思っていました。選挙の際にも、上田市長へ一票を投じました。しかし、今では自分の不明さを悔やんでいます。別の職員の投稿にもありましたが、花巻市職員は決して無能ではありません。このままでは、有能な職員ほど状況を悲観し、やめていってしまいます。どうか一刻も早く、この地獄のような状況が変わる一助になればと、今回連絡いたしました。多くの職員が苦しんでいます。どうか助けてください。お願いします。
(写真は職員の“心の病”について、市側をただす羽山議員=9月7日午前、花巻市議会議場で。インタ−ネット中継の画面から)