新花巻図書館をめぐる”利権の構図”(番外編)…(道義的には)不適切だが、違法ではない!?、〜そして今度は“エッフェル”女子が山車の先導役に!!??〜旧統一教会の“悪夢”、ふたたび!!!???:はなめいと|岩手県花巻市のコミュニティ
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新花巻図書館をめぐる”利権の構図”(番外編)…(道義的には)不適切だが、違法ではない!?、〜そして今度は“エッフェル”女子が山車の先導役に!!??〜旧統一教会の“悪夢”、ふたたび!!!???
2023.09.10:Copyright (C) ヒカリノミチ通信|増子義久
花巻まつりに出現した”エッフェル”女子
自民党とそれを支える面々が、ハイッ、ポーズ
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「新しい風は、市政の風通しをよくしたいということです。すなわち市民への情報提供に努める。そして市民の皆様、市議会及び議員の皆様の声をよく聞く。それから、市政の決定過程の透明性を高める。どうしてそのような市政を行ったのかがきちんと説明できるように。市長が決めたということではなく、市長がなぜ決めたかということをしっかり残すことが大事だと。そのようなイメ−ジを持っております。それで、市民と一緒に花巻市をよくしていこうと、そういう風を吹かせたいということでございます」(平成26年3月開催の花巻市議会3月定例会の会議録から)―。
上田東一市長は初当選後の初議会で、私の質問に対してこう答弁した。何度読み直しても初々しい決意表明である。ところが、ふと足元に目を転じると新花巻図書館をめぐる“利権”疑惑に見られるように、忘れてはならないはずのその“初心”は霧の彼方にかすんでしまっているではないか。
「19,194,190円」―。今年4月26日付で公表された上田市長の「所得等報告書」によると、非上場株式の譲渡所得名目で約2千万が計上されている。配偶者(妻)が経営する大手廃棄物処理業「(株)サンクリ−ン」が昨年6月15日付で他業者に営業権が移ったのに伴った株式所得で、法的には問題はないとされる。一方、市民の間では「市側と請負関係にある企業からの利得になることに道義的な疑義は生じないか」という声が上がっている。
同社をめぐってはかつて「花巻温泉郷廃棄物処理組合」の安藤昭組合長(花巻温泉社長)が会計担当の監査役を兼任するという「委任―受託」疑惑が浮上した。当時、実際の処理業務はサンクリ−ンに一括委託されており、委託料の2分の1が市側からの補助金で年間1,100万円から1,600万円の幅で交付されていた。残りの相当分が組合負担で多い時は総額4千万円(令和元年度)に達していた。
「コンプライアンスは、一義的には法令遵守と訳されているところでございまして、広義のコンプライアンスとしては、法令はもとより、県や市町村の条例、規則等、さらには社会的な規範の遵守まで含まれているものと存じているところでございます」(平成28年6月開催の花巻市議会6月定例会の会議録から)―。上田市長は一貫して、初心に加えて“コンプライアンス”の重要性をことあることに強調してきた。ところが一転、手の平返しのような手法が大手を振るい始めた。たとえば、黒塗り文書(いわゆる“のり弁”)の乱発や新図書館をめぐる「利権の構図」、市民から疑念の目が向けられる“不労所得”…
「上田」語録をつらつら、反芻(はんすう)しているうちにハタと思い出した。就任直後の最大の懸案だった「新興跡地」の売却問題に際し、上田市長は「利活用の目的がはっきりしない土地の取得に市民の大切な税金を使うわけにはいかない」と言明した。瓦礫(がれき)の荒地と化してすでに5年以上。そういえば、その口から「市民の大切な税金…」という言葉がつとに聞かれなくなったような気がする。とくに、新図書館の「駅前立地」が表面化した以降は…。駅前立地に伴い、新たな税金(土地購入費や建物の解体費用など)の投入が避けられなくなるという事実はなるべく、表ざたにはしたくないということかもしれない。その意味では、正直な人ではある。
「(道義的には)不適切だが、違法ではない」―。3期目を迎えたいま、自らが“公約”に掲げてきた「社会的な規範の遵守」を破り続けてなお、恬(てん)として恥じない強権姿勢がますます、顕著になりつつある。
(写真は開会中の9月議会で、強気の答弁を繰り返す上田市長=花巻市議会議場で。インターネット中継の画像から)
《追記ー1》〜えっ、あの“エッフェル”女子が!!??花巻まつりの先導役に出現!!!???(コメント欄に写真を2枚掲載)
「まさか、禊(みそぎ)のつもりじゃあるまいな」―。花巻まつり最終日の10日午後、風流山車のパレードを先導する一群の中にその姿を見つけた時、一瞬、わが目を疑った。自民党女性局のフランス研修旅行で国民の顰蹙(ひんしゅく)を買った“エッフェル”女子のひとりで、参議院議員(岩手選挙区)の広瀬めぐみさん(57)に似た姿が目に飛び込んできたからである。「でも、まさかな」と思ったが、周囲の「あれ、あの人、あの広瀬さんじゃないの」という声で、あわててシャッタ−を切った。確認したら、やはり本人に間違いなかった(広瀬スキャンダルについては、8月11日付当ブログ参照)
この人は先の知事選で落選した千葉絢子陣営の最大の支援者と目されていたが、例のスキャンダルが足を引っ張ったのではないかとうわさされている。そのご当人が今度は花巻市民が待ちに待った「ハレの日」に現れたのを知り、この厚顔ぶりにまたびっくり仰天。「自分の過ちの禊のつもりで、祭りを利用しようとしたのか。有権者を裏切っておきながら、縁起でもない。だとすれば、まるで疫病神」という厳しい声も聞こえてきた。
それにしても、上田東一市長や藤原伸市議会議長のほか、隊列に加わった名士のお歴々が誰ひとりとして、この「是非(理非曲直)」に無頓着だったとすればむしろ、そっちの方が大問題である。お祭り騒ぎに乗じて「(スキャンダルは)なかったことにしよう」という魂胆がミエミエ。「禊」には元々、「水に流す」という意味が込められている。「不適切だが、違法ではない」(上記当ブログ参照)という上田流がこんな形でまつり最終日に披露されるとは予想だにしなかった。
ふと目の前の光景に先日、観た映画「福田村事件」の画面が二重写しになった。100年前の関東大震災の直後、千葉県のある寒村で行商人を朝鮮人と見間違えた虐殺事件が起きた。流言飛語(デマ)に踊らされた“群集心理”の危うさを描いた作品である。この気の遠くなるような時空間の根っ子で何かが通底しているように思った。ひと言でいえば、”人権感覚”のマヒとむき出しの差別感情や排除の思考、そして歴史の隠ぺい…単なる「錯誤」なのだろうか。その辺の考察については後日、ブログに掲載したい。
《追記ー2》〜”女変幻”(旧統一教会→エッフェル塔→花巻まつり→?)
広瀬議員は初当選(2022年7月)した選挙の際、「世界平和統一家族連合」(旧統一教会)との関係を取り沙汰されたのに対し、イベントへの出席や祝辞、祝電などのかかわりを認めたうえで、「参院選前の今年5、6月ごろ、支援者に誘われて盛岡市の教会を訪れ、責任者にあいさつをした」(2022年10月8日付「朝日新聞」)と答えている。
一方、「花巻家庭教会」がある地元花巻選挙区からに立候補し、3回目の当選を果たした川村伸浩議員(自民党)も当時、「教会へあいさつに回ることがあった。何度かあいさつに行くうちに宗教団体であることは理解したが、問題がある団体という認識はなかった」(同上)と語っている。広瀬議員は今回の県議選に際しても川村議員の総決起大会(7月21日付当ブログ参照)に駆けつけるなどその“蜜月”ぶりはFB上でも話題になっていた。そして、上田東一市長や市議会与党の「明和会」の面々と嬉々として、“お祭りショット”に収まる二人の姿を見て、その深いつながりに改めて納得をした。
なお、「明和会」所属議員9人(うち1人は議長職)の中の3人が議会事務局が行ったアンケート調査に対し、「(旧統一教会側から)機関紙などが一方的に送られてくるが、関わりは一切ない」としている。その一方で、私の手元には「協会に出入りしているのを見た」という目撃情報が寄せられるなど、”虚偽”回答が疑われるケースもあり、全貌は闇に隠されたままである。
《追記ー3》〜市民力、全開!!
花巻市内でフェアトレード店を経営する新田史実子さんが主宰する「暮らしと政治の勉強会」が今回の岩手知事選で全開、”市民力”の大切さを教えた。次は夢の図書館を目指した全国規模の署名運動へとフットワークの軽い市民運動を展開中。以下のアドレスからどうぞ。
・おいものブログ:SSブログ (ss-blog.jp)