◆山形 ケンチャンラーメンの中華そば◆:ヤマガタンAnnex|山形のラーメン/拉麺
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◆山形 ケンチャンラーメンの中華そば◆
2008.01.20:Copyright (C) まるはち酒店
楽しかったよ!
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12時半という時間帯は予想通りの混雑でしたが個人的には待っても食べる価値ありと思います。
先ずは入口付近に近づくとプ〜ンと好ましい鶏がらや魚系の出汁の香りが鼻をくすぐるのであります。
暖簾の下の立て看板には「小盛りで普通のラーメンと同量ですから初めての方には小盛りがお勧め」なんて書いてある。
只ならぬ気配を感じつつ店内に侵入すれば満席でお待ちの方々が食券片手に並んでお待ちしているという状態でした。
驚いたのがこのお店のシステムで、先ずは自動券売機で食券を求めますが、メニューは中華そばしかないので各種のトッピングを追加したりして券を買うわけです。
そこからがビックリで発券と同時にオーダーが自動で厨房に知らされる優れ物のようなんですね。
ですから後は運ばれてきたラーメンと番号を確認するだけで全て終了です。
これだけ込み合う店内の客を満足させ最高の効率で捌いている仕掛けが最新鋭の券買機システムな訳です。
さて肝心のラーメン自体はというと醤油ラーメンだけしかないという潔さの直球勝負で、ユニークなのが「油抜き、油っぽく、普通」と「濃口、薄口、普通」、「小盛550円、普通盛600円、大盛780円」から好みに合わせて組み合わせができる点でしょうか。
初めての小生はもちろん全て普通を選択して「標準形・スタンダード」を試したわけですが良い意味でかなり個性的でしたよ。
印象に残ったのは麺とスープなんですが極太縮れのモチモチ麺に多分飛魚で摂った出汁が主体のスープの組み合わせは我々置賜人には軽いカルチャーショックを感じさせるものですね。
とにかく啜るというより手繰って噛み締める感覚の麺を頬張って、甘みが殆ど感じない澄んだスープを流し込めばこのラーメンならではの味の真髄が伝わって参ります。
正直、すぐさまコリャ美味いぞ!というラーメンでは無いかも知れません。
しかしこのブログを書いている今もあの味が甦ってきて「またくいてぇー」っていう感じのクセになる味のようです。
帰り際に隣りの「大盛、煮玉子トッピング」の営業マンらしき方がスープを一口啜って「酒田の味だぁ」としみじみと呟いておられました。
周りを見渡せば程近い所に我ら置賜地方の雄、「金ちゃんラーメン」のお店が有りますし、今や県都山形はラーメンパラダイスの様相を呈しておるようです。
次回は魚系の出汁に目がない家内を御連れしたいものですなぁ。
ごちそうさま〜。