ハモコミ通信2005.11:壱岐産業

壱岐産業
ハモコミ通信2005.11


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キャッチコピー        


 キキダス・マーケティングという独自の理論を展開している中山マコトさん。彼の著書のサブタイトルが素晴しい。「聞き出す! 効き出す! 危機脱す!」 わかります? 売れるヒントを上手に聞き出すことが商売繁盛の始まりと言い放っていますが、まさにそのとおりですね。そして聞き出したコトバから、いかにして売れる仕組みづくりを編み出していくか? です。聞き出すといっても、必ずしもインタビューして回るばっかりではないようです。聞き耳をそばだてるっていうのも非常に有効だと説いています。

 例えばこんな感じです。「なんかこのお店、店長のオススメがいっぱいありすぎて、どれを選んでいいかサッパリわかんないわねぇ。」という会話を聞いたら、「そうか、もう少し商品を絞って推奨しよう」。あるいは、「最近どうも香りの強いお茶が多いんだよねぇ。もっと水みたいにガブガブ飲めるお茶がいいんだけど。」というつぶやきが聞こえたら、それを新しいお茶の開発コンセプトづくりに取り入れる、などなど。

 氏のメルマガの今週のテーマは「売れるコピーを書く技術」。その中で1対1の法則というのがありました。POP(購買時点広告)のコピーを書くとき、「皆さん」とか「あなた方」という言い方をしてしまうと、「あっ、自分のことじゃないのね?」っていう感覚が生じてしまい、読む気がグンと落ちてしまうのだそうです。言われてみると納得ですよね。読み手、受け手はあくまで一人。「あなただけに教えます・・・この美味しさの秘密・・・」っていうイメージだそうです。

 実はこれを読んで、これまでのハモコミ通信を読み返してみました。POP広告も通信も同じことですものね。そうしたら、19回のうち7回は、「皆さん」という表現やそのニュアンスで書いていました。いかんいかん。

 ちなみに、キャッチコピーの手法としては、倒置法「ついに明かされた!ヒット商品を生み出す10のルール」、疑問法「あなたは『西班牙』という漢字が読めますか?」、踏韻法「旨い、早い、安い」、比喩法「私はお金のお医者さんです」、ダブルリバース法「負けたくないなら負けない戦略を取れ」などなどいっぱいあるようです。
                                           
※ 西班牙はスペインと読むそうです


2005.11.01:Copyright (C) (株)壱岐産業 事務局
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