朗らかなれ、安らかなれ:壱岐産業

壱岐産業
朗らかなれ、安らかなれ


今週すでに3人が隠れ共通テーマでブログを書いてくれました。

そう、弊社の誓いの言葉「明るくみんなでしっかりと 今日一日、朗らかに安らかに

喜んで進んで働きます」の中の、「朗らかに安らかに」がそのテーマです。

 

 

さて先日、青葉区八幡にある鷲巣山文殊堂(じゅそうさんもんじゅどう)というところ

で、人生初の般若心経の写経体験をしてきました。

 

お堂の厳かな雰囲気の中でやる写経というのは、実にいいものでした。

同時に大変疲れました(笑)。

 

1時間ていねいに文字を写すということに集中するわけですが、ハモコミ通信に書いた

ように、手本越えという野望を持って臨んだため、一文字一文字にド真剣にならざるを

得ませんでした。

 

もちろんまったくの素人ゆえ、お手本越えなどというおこがましいことを言える次元

でないことは最初からわかりきっていましたが、そういう気持ちでやるとどういう心の

変化があるのかを試してみたかったのです。

 

まず1つが先ほど言った「疲れ」。ただなんとなくやるのとド真剣にやるのでは、

疲労度がまったく違うのだと思いました。

 

2つ目は技術の違い、視力の衰えの実感です。まあ、これは仕方がないことなので、

そのまま受け入れてやり続けるしかありませんでした。

 

3つ目は、目的を先に決めることの大切さです。写経に臨む姿勢は自分の中で決めて

いましたが、実は後になって「願文(がんもん)」の説明を受けました。

 

これは写真の最後から2行目に「為」という文字があると思いますが、その下に書く願い事

のことです。つまりこの写経によってこういう願いが通じますように、といういわば

写経の目的にあたる部分です。これを最初から知っていれば、書く時の気持ちも違って

いたな、と思ったのでした。そういう目的が付加されていれば疲れも和らいだかも。

 

4つ目は前向きな気持ちです。般若心経に出てくる文字の中で一番多いのが「無」という

文字でした。これを前回より上手に、と意識して繰り返していくと、やはり最初のやつ

よりは後半に書いたもののほうがいくらかましな感じがしました。

 

やはり、強い気持ちを持って向上心を持ってやり続けると少しは成果が違ってくるんだ

なあ、という実感でした。

 

さて、写経の話が長くなりましたが、話を会社の「誓いの言葉」に戻します。

朗らかと安らかという言葉。これは写経にも通じる言葉だと感じました。

 

朗らかとは、明るくすなおに受け入れることだと思います。

そしてものごとに精通し、そのことについて明らかであるということ。

 

すべてに精通するわけにはいきませんので、せめて自分の役回りに関することには

精通するという意気込み、まさに手本越えの精神が必要なほど、本当は厳しい言葉

なのかもしれません。

 

しかしそこで疲れ切ってしまっても困るので、ほどよく安らかに、しかし安きに流れる

ことなく、目的・理念を鏡にことにあたっていきたいものです。

 

誓いの言葉は、ひとつひとつの実際の言動にあてはめていかなければなんの意味も

ありません。今の言動は朗らかだっただろうか、安らかだっただろうか、と

その時は気づかなくても、あとでふり返って修正していく。

 

そんな形でいい会社をつくっていきたいです。

すでにみんな実践してくれているようなので、それが一番必要な自分がやります(笑)。


2017.10.26:Copyright (C) HASEGAWAs NOTE
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