▼ハモコミ通信2017年4月号
今月も、「まちネタ」(街で見つけたコラムに潜むコミュニケーションのネタ)をお楽しみください。 ◎オンリーワンとナンバーワン 「ナンバーワンよりオンリーワン」という言い方があります。 競争社会を生きる私たちにとって、「ナンバーワンではなくても、オンリーワンであればいい」というメッセージは、励ましでもあります。 ところで、この 「ナンバーワン」 と 「オンリーワン」 は、どのようなことを意味しているのでしょうか。 正反対の性質を持つというよりは、むしろ同質の「見方を変えた言葉」だと捉えることができそうです。 周囲との切磋琢磨(せっさたくま)を繰り返し、ナンバーワンを目指す。結果的にそうはならなくとも、その過程は紛(まぎ)れもないオンリーワンというのが本来の姿です。 それを「ナンバーワンを目指すのは大変だから、オンリーワンでいいや」という消極的な姿勢に捉えてしまっては、オンリーワンにもなれないでしょう。 勝ち負けそのものが目的になるような過剰な競争は避けたいものですが、競い合うことで成長があることを忘れずにいたいものです。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ <コメント> これは的を得てますね。 オンリーワンの方が楽なような響きがありますが、実際には並大抵の努力ではオンリーワンにはなれないと思います。 努力する方向性、目指す結果の問題であり、どちらも積極果敢にチャレンジしてこそ得られるものですね。 一人ですべてを完結させる仕事であれば、眉間にしわを寄せ、近づきがたい雰囲気を出しても差し支えないでしょう。 しかし、私たちの仕事の多くはチームとしての共働・協働によって価値を創っていくものではないでしょうか。 張り切った澄み切った心で、それぞれのよい個性を持ち寄り、惜しみなく出し切ってこそチームとして輝きだすことでしょう。 リーダーは上手にそれを引き出して編集して、目標に向かって進んでいきたいものですね。  ◎一人は気楽? プロゴルファーはトーナメント(試合)に出場する際、通常、練習ラウンドを行います。事前にコースの状況を知り、良い成績を残すためです。 同じプロ仲間と練習ラウンドをまわることで、過去の経験を見聞きしたり、様々な情報を得ることもできるようです。 ある日本人のプロゴルファーが、海外の試合に出場した時のことです。 「練習ラウンドは、一人でまわることに慣れているので、一人の方が気が楽」と言い続けていたところ、他の選手から誘われなくなってしまったそうです。 こうしたことは、プロスポーツの世界にとどまらないでしょう。積極的に人とかかわる姿勢がないと、必要な情報が得にくくなり、仕事にも支障を来(きた)してしまいます。 自分の都合は都合として、日頃から他者とかかわって、相手を思いやる行動をしたいものです。 ここ一番という時に、仕事仲間のみならず、ライバルの協力を得られることで、ピンチを乗り越えられるかもしれません。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ <コメント> 自分の狭い了見だけでことを進めていると、やがて限界がくるのはこれまで何度となく経験してきました。 「お一人様」仕様のサービスが増えている昨今ですが、仕事の上でもプライベートでも、人づきあいの幅を少し広げてみてはいかがでしょうか? 4月は、時節柄、自分の中の何かを変える絶好のチャンス。 若年寄にならず、何歳からでも新しいことにチャレンジしていきたいものですね。
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2017.04.03:壱岐産業

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