mistarbooコラムvol.27「売れないと売らないの違い」:ヤマガタンAnnex|山形の地酒-地ワイン-地ビール

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mistarbooコラムvol.27「売れないと売らないの違い」


 今日も、素人の無責任発言のオンパレとなります。
 前回のコラムで少しふれた「売れない」「売らない」について・・生意気づくしの文章を書きます。
 私がいろいろと接する商売の方々・・いろんな人がいますが、中には、ちょっと違うな!!と感じる時があります。それは「売れない」「売らない」の解釈の仕方。「今日は売れないなー」と言う言葉を発したとき「今日は売れないんじゃなくて、売らないんだろう!!」と言いたくなるときがあります。
 私もたまに売り子として食のイベントに参加しますが、負けず嫌いの性格上、ひとつでも多く売りたいという気持ちとなり、狭い視野ながら、あの手この手を考えます。でも、基本は客とのコミュニケーション。大きな声をあげて、商品を紹介することを基本としています。今までも数が少ないながら、おばちゃんに「一生懸命、声を出しているから、買いにきたよ」と言ってくれた方も・・こんなときは、本当にありがたいです。

 じゃぁ、「売れない」と「売らない」の違いは何か?

 単純に言うと「売れない」のは客がいないとき。天気が悪いときなど。こればかりは防ぎようがありません。

 でも、「売らない」のは違う・・。売るという行為は、売る現場に行く前から始まっていると思うのです。

 例えば、見ず知らず土地のに行って販売する場合、これは「売れない」という現象が起きるでしょう。客が店の存在を知らないから。店の存在を知らせるために、広告などを使って情報発信をする・・これが「売る」行為の基本だと思うのです。

 客が来ているのに「売れない」というのは、客層、ニーズ、ターゲット設定など不備な点があったらこそ「売れない」状況になっているだけで、実際は「売らない」というより、売る気が間違っていたいうことになりませんか?
 客がいるのに「売れない」という人に限って、お客様に声をかけない、広告をしない、試食をさせないなどの不備の行為が目につきます。こういうところを見ているので「売れないじゃなくて、売らないんだろう」と言いたくなるわけです。
 ネットによるPR手段は今や、当たり前。ネット販売は必ず儲かるものではありません。でも、今は必要な基本アイテムだと思うのです。でも、それを放棄している・・この状況がわからない・・確かに、高齢化などにより、パソコンを使えない状況もあると思います。でも、その時は誰かに委託すればいい・・。不況の時代だからこそ、広告PR費用は削減したいと思う心情はわかりますが、これこそ必要なことではないでしょうか?? まず、情報発信をして、知ってもらうという行為が必要だと思うのです。
 川西町内でネットでがんばっているのは、羽根田酒店、肉の斎藤、あっさり、十印、ひまわりラーメン、本田食品、味よしのほか、農家では、玉庭の浦田農園、堀金の寒河江ファームなど。そのほかにもたくさんあると思いますが・・。
 下小松の雁鏡農園・・たら姫生産組合は、ネット販売ですると、もっと活路が見えてくると感じているのですが・・。

 話はまだまだ続きますが・・写真は羽根田酒店の「虎髭」。これからの季節、キリリと冷やして冷酒でいかがですか?


小松のお店の外観
 小松の中心地を歩いて、よく見てみると、いろんな看板が乱立していることが気になります。店で扱っているメーカーの看板とか・・。店の名前の看板は必要だと思いますが、果たして、あんなにメーカーの看板は必要なのか??と思うことがあります。

 でも、看板はとても必要なアイテム。アナログな情報発信方法で、とても効果があると思います。

 中でも、すごくわかりやすいのが「十印」。お世辞じゃなくて、墨字で書かれている季節のお菓子のお知らせと「回るお菓子の看板」は効果的だと思います。

 もう一つは「やまご食堂」の看板。「ちりめん中華」と「こってりねぎ中華」の大きな看板・・あの看板は、町内の人はあまり気にならないと思うけど、町外の人、特にダリヤ園に来た人には気になるみたいです。あれを見て、店に入り、ネットで口コミ投稿をする人もたくさん見てきましたから・・。

 店の名前はもちろん大事!! でも、その店の「売りの商品」を大きく掲げることは、それなりの経済効果を表すと思っています。繁昌軒や茂木食堂のランチメニュー掲示もすごくいいことだと思います。のほりでは弱いのです・・看板です。
 みなさん、日本そばの店の前に「新そば、始めました」と書かれてあると、食べたいと思いませんか? そんな客の心理を上手に活用することが大事だと思います。

 小松の店は総じて、外見から何が「売り」なのか、わからない店が多いと思います。何でもおいしいのは「多目的は無目的になってしまう」・・
 もっとシンプルに「こてこて」に情報を発信したら、いいと思うのです。
 京都のお菓子さんなどで、商品名を大きい布のれんにしている店がありますよね。あれっていいなーと思うんです。

 あとは、写真看板。今、写真看板の技術もかなり進んでいるので、すぐに色あせしないし・・。もろちん、消耗品として考えなければならないと思いますが・・
 おいしそうなメニューをきれいに写真をとって、大きな看板にする。これって効果的だと思うのですが・・。これをみんなで実践したら、いい商店街となると思うのですが。
 
2009.06.14:ミスターブー [修正 | 削除]
デジタルな情報発信、そしてメディアの活用。
 以前、農家の集まりに行ったときに「ネット販売をすれば、売れっぺ!!」みたいな話を聞いたことがあります。ネット販売は、そうは売れるものではありません。楽天などのように、大手と組めば別ですが、かなりのお金がかかる・・。
 でも、ネットは今の時代、販売基本アイテムとして必要だと思います。買い物かご方式ではなくても、情報発信のブログだけでもいいので。
 この情報発信することによって、メディアから取り上げられるケースが高くなります。ネットの情報だけでは限界・・でも、新聞・テレビなどのマスコミに取り上げられたら、ネットはかなりの相乗効果があります。このことは、みなさんはかなり認識していると思います。
 じゃ、どうすればメディアに取り上げられるか・・???
 私はポイントはいくつかあって、①先進性、先見性 ②地産地消、安全安心 ③健康性 ④地域連携、地域浸透性だと思います。素人ながらの考えですが・・。これらのポイントが商品に入っていると、いろんな切り口の取材の中で取り上げられるケースは多いようです。それにつけても、情報発信は必要です。特に今の時代、デジタルな情報発信は・・!!
2009.06.14:ミスターブー [修正 | 削除]
あなたの店は知らない人が多い。
 これは川西町内に限ったことではありませんが、老舗の店ほど、自分の店は知られていると勘違いしているところがあるようです。あなたの店は変わらなくても、住む人は変わっていることを気づかなければなりません。移住者、お嫁さん、子供など・・人が変わることによって、好みも当然変わってくるので・・。
 川西町の場合、小松地区以外の方はあまり小松に来ないというパターンが見受けられます。
 さきほどは、デジタルな情報発信を力説しましたが、このようなことを考えると、こまつ市のチラシだったり、店前の看板のように「アナログな情報発信」も大きな力を発揮すると思います。経済不況の中、新聞広告代は渋る・・余計な経費は出したくない気持ちもわかりますが、「あなたの店は知らない」現象、「あなたの店の売りの商品は知らない」現象を打破するためにも、アナログ&デジタルな情報発信はかなり重要だと思います。長井市のように、数店がまとまって広告を出し、経費を節減する・・すばらしい取り組みだと思います。
2009.06.14:ミスターブー [修正 | 削除]
おすすめ品、ランキング表示
 またまた生意気なことを書きます。
 あなたのお店の商品を展示する場合、「店長おすすめ」「人気No.1」などのディスプレイはしていますか? これって、結構、効果があると思うんです。
 客の心理を考えると、産地直送、限定販売、割引、時間限定、出来たて、特売などの表示があると目をひくものです。商品を割引して100円で売る場合も、150円の表示に赤字で訂正し、100円と書かれているとちょっと違う印象がありますよね。これは「だます」という意味ではありませんよ。
 店内で迷っているお客様には、商品を提案する行為・・つまり、売れ筋を教えていくのも効果的だと思います。「店長おすすめ品」「人気No.1」と書かれてあると印象が違いますよね。食べてみるか! 買ってみるか! という気持ちが出てくるかもしれません。一度試してみては・・。店の長所を伸ばすためにも。
もちろん、店によっては「全部がおすすめ品」という方もいるでしょう。お客によっては「提案されるのがイヤ!!」という人もいると思いますが・・。
2009.06.14:ミスターブー [修正 | 削除]
地域に愛される商品
 店を構えて商売をする。「売れない」のか「売らない」のか・・売れないのではなく、売らないのかも・・とちょっとだけ振り返ることって、必要なんじゃない!!
いろんな手法を駆使して・・デジタル&アナログ情報を発信して、客とのコミュニケーションを大切にして、地域に愛される商品を目指して・・それが理想ではないでしょうか。買ってくれたお客様には、必要以上に丁寧な礼儀はするけど、「買ってください」という営業行為は、なかなかおっくうなんですよね。本当は、営業行為が大切なんだけど。

 今、ネットをとおして、こうやって、ブログで情報発信をしているけど、町内でもブログをしている人はたくさんいます。その人たちが自分のブログでお店を紹介してくれたり、イベント内容を紹介くれたりしています。それが情報発信となり、人が集まる。小さな力だけど、ほんと、ありがたいね。こまつ市は、町内外のブロガーによって支えられている一面も感じます。

 今回、このコラムを書いて、店側の課題ばかりを書いたように思いますが、客側に課題はあると思います。「同じ金を使うなら町内で!!」という意識も大切なことだと思います。小さな積み重ねですが・・それが地域を支えるということになると思います。
 ぜひ、店側はたくさん情報を発信して、客側は「町内で買ってみっか!!」「町内で食べてみっか!!」という気持ちを、今まで以上に持ってもらいたい・・それが私の願いです。
2009.06.14:ミスターブー [修正 | 削除]
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