◆立春朝搾り2010◆平成二十二年庚寅二月四日:ヤマガタンAnnex|山形の地酒-地ワイン-地ビール
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◆立春朝搾り2010◆平成二十二年庚寅二月四日
2010.02.06:Copyright (C) まるはち酒店
長い一日
先日はご馳走さまでしたぁ。
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飲み手への想いを込めて自らラベルを手貼りする入魂の酒である。
たかが酒なれども酒屋の心意気がぎっしりと詰った酒なのである。
2月4日、この日を特別な日と位置づけて「酒屋の原点に立ち返る」大切な一日。
この酒で春の息吹を伝えたいと願い‘ありがとう’の一言がこんなにも心に響くのは何故だろう。
‘朝早くからご苦労様なぁ’、‘今晩楽しみだごどぉ’こんな声を掛けられて嬉しくない筈はない。
この酒を待ってくれている人がいるという実感と最後の一本まで無事にお渡ししなくてはという責任感が交差する時。
そしてご予約頂いた皆さまへの感謝の思い。
「千代寿立春朝搾り」やはりこれは年に一度の特別な酒なのだ。
さて無事に全てを終えた立春の夜、この酒を囲んでの宴が開かれた。
春を感じる心尽くしの美味しい料理を頂きながら時を忘れて皆の会話が弾んでいる。
テーブルに飾られた啓翁桜の花弁を盃に浮かべて目を細める酒仙の姿の粋な事。
安堵感に満たされ、搾りたての美酒を味わってホロ酔い加減でふと目に留まったのがこの画像。
酒瓶の後から差し込んだ光がラベルの裏から今年の立春の文字を浮かび上がらせていた。
蛍火のように灯ったその光景が何とも美しく神秘的にさえ思えて。
それと二と庚と寅の文字の後ろに桃色でさり気なく刷り込まれた‘大吉’の二文字が嬉しくて。
偶然が作り上げた光の嬉しい悪戯に一人見惚れた幸せな時間。
きっとこれは酒の神である松尾様からのご褒美に違いない。(^^♪
“ 立 春 に 華 を 添 え た り 酒 蛍 ”