▼◆立春朝搾り2008◆平成二十年戊子二月四日
立春の日の朝に合わせて搾る酒がある。
飲み手への想いを込めて手貼りする入魂の酒である。
たかが酒なれども酒屋の心意気がぎっしりと詰った酒なのである。
夜も明けきらぬ早朝に車を飛ばして酒蔵に向かえばこの日を特別な日と位置づけて集まってくる仲間達がいる。
皆を迎える蔵元の優しい眼差し、責任を果たし安堵の表情の杜氏、立春の酒蔵の朝は6年前と変らない。
清々しい空気に包まれて、酒屋達の春祭りが今始まろうとしている。
6年目の立春朝搾り、沢山の方々からのご予約を享けて今年もここに来れたのはきっと松尾様の御加護に違いない。
“立春に 華を添えたり 朝搾り”
今回もダイジェストでご紹介します!
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2008.02.06:maru8
その2
am4:30
雪が無い出発前の店先、寝坊せずに済んだ余裕のショット。
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2008.02.06:
その3
am5:15
闇が続く路上には対向車もなければもちろん人影も無い。
おまけに雪がない為除雪車も来ない。
路面が乾いているなんて信じられない状況。
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2008.02.06:
その4
am5:50
千代寿 虎屋酒造へ無事到着。
夜明け前の酒蔵正面。
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2008.02.06:
その5
am6:00
作業開始前の静寂の一時。
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2008.02.06:
その6
am6:15
開催セレモニーで挨拶する蔵元。
引き続き酒質の説明をする杜氏。
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2008.02.06:
その7
am6:30
いよいよラベル貼り作業開始。
誰もが真剣な表情で取り組んでいるのが解ります。
飲み手の顔が浮かぶ時・・。
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2008.02.06:
その8
作業を終えて出荷状態が調った立春朝搾りを蔵人の方々が積み込んでくれました。
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2008.02.06:
その9
am8:00
作業後のお楽しみ、酒蔵でご馳走になる「立春朝ご飯」、千代寿蔵の女性陣が毎回手作りしてくれる心尽くしのご馳走です。
冷えた身体に豚汁の温かさが広がりました。
思わずお代わりして御握り3個も食べてました。
この後一行は寒河江の荘の総鎮守、寒河江八幡神社へと向かいます。
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2008.02.06:
その10
寒河江八幡神社にて恒例の御祓いを享けました。
上から本殿、新築された参集殿、参集殿から望む寒河江の荘、御祓いを享け「御神酒」となった立春朝搾り、最後は御祓いの後に宮司さんを囲んでパチリ。
宮司さんの後方で瓶を持ってポーズしているのが小生です。
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2008.02.06:
その11
am9:20
帰路の車窓より、寒河江市内を大江町方面へ。
青空が広がる信じられないようなお天気、吹雪だった昨年とは大違いです。
R287に出てもご覧のような状況、路面がドライだなんてまるでホントに春が来たのではと思ってしまいそう。
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2008.02.06:
その12
無事帰店後の店頭で予期せぬサプライズ。
予約締め切り後にお電話頂いた高齢のお爺さんが商品確保の対応に喜ばれてか、
菓子折りご持参でご来店。
恐縮至極で店外まで見送れば何とタクシー掛けでのご来店でした。
車窓の満足そうな笑顔を拝見し思わずグッときてしまいました。
心の通う商いの醍醐味に胸が一杯に..。
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2008.02.06:
その13
5日の夜は恒例、「立春朝搾りを楽しむ宴」。
割烹「ひらた」さんにて家内共々旬の美肴と共に生まれたてと一年熟成の飲み比べ。
気心知れたお仲間達との楽しい会話に時間の経つのも忘れてグラスが進みました。
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2008.02.06:
その14
店頭に並んだ6本の千代寿 立春朝搾り瓶。
6回それぞれに色んな想い出が甦ります。
前泊して万全の体制で臨んだつもりが遅刻の失態を犯した事もあったなぁ。
吹雪で前が見えなくて不安が過ぎった事も一度や二度じゃない。
立春朝搾り、これほど責任の重さを感じる酒は他に無い。
春を告げる御神酒を待つ人に無事に届ける事が済んだ今プレッシャーからの開放感と意味のある仕事をやり終えた充足感に満たされた何とも云えない爽やかな気分に浸っています。
関係各位に心から感謝申し上げます。
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2008.02.06:
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