▼季の音
植物は、特に秋に赤く紅葉する落葉樹は、冬に備え葉を落とすために離層という物を持ち

秋になるとそれが膨らみ、葉に水分が行かなくなり 光合成による葉緑素の生成がなくなって

糖分が残り赤く色づく物質が残ると。。簡単言えばこのようなことらしい。

ただ不思議なのは、冬に備え葉を落とすために離層を膨らませるということ。

何かそこに植物の意図めいたものを感じてしまう。そのような意思はないのだろうが。。

寒暖差に反応してそう言う風になることまではわかる気もする。

踏みしめて歩く足元には、乾いた かさかさと言う音と赤や黄色に色を染めた葉が

敷きこまれている。

時々ぱちんと言う音がかすかに聞こえる。種を弾き飛ばす音のようだ。

やがて来るものに気を回さずに、今の色どりを楽しみたい。

これも日本人独特の感覚なのかもしれないけど。。
→画像[ ]
2005.11.10:K.Y

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