vol.6 長井小町の会 会長 太田慶子さん:長井市観光ポータルサイト
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vol.6 長井小町の会 会長 太田慶子さん
2013.07.04:Copyright (C) 長井市観光文化交流課
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長井やその周辺地域で語り継がれてきた昔話・民話・伝説などを、「語り部(かたりべ)」として、その魅力を伝える活動を行っている「長井小町の会」というグループがあります。今回は「長井小町の会」会長 太田慶子さんにお話しを伺いました。
南陽市金山生まれ。長井に嫁いできて早47年、すっかり長井人となられた太田さん。お仕事を退職されてからは、ボランティア活動や登山グループの設立など、様々な活動に携わってこられました。趣味は、若い頃からやってこられた山野草を育てることだそうです。
「長井小町の会」の昔語りはどこで聴けるの?
今年で10周年目を迎える「長井小町の会」。現在、文教の杜ながい内「丸大扇屋」にて昔語りを行っています。また、年1回メンバー全員による発表会を開催している他、ボランティアで市内各小学校や福祉施設、観光客の方々への昔語りも行っています。太田さんへインタビュー
■昔語りの魅力とは?昔語りは、目に見えない力を持っています。人の心を温かく和ませる力、言い替えれば、母の懐に抱かれるようなぬくもりがあると思うんです。私の昔話は、現在98歳になる母が幼い頃に毎日語ってくれたもの。絵本など買ってもらえなかった時代の唯一の楽しみでもありました。母が語ると、まるで映画でも見ているように、その情景が浮かび引き込まれてしまった記憶があります。
また、昔語りを通して人と人とのふれあいの輪が広がっていくことも魅力ですね。
■「語り部」のやりがい、大変なところは?
口演先で「また聞かせておごえなー」と言われると、やって良かったなぁと思います。特に小学校の子供たちは目をキラキラ輝かせて聞いてくださるので、逆にパワーをいただいている状態です。そんな子供たちが、いつか語り手となって皆さんを喜ばせてくれる日が来ることを期待している今日この頃です。
昔語りは口伝の文化なので、若い語り手をどうやって育成すればよいか悩んでいます。
■昔語りを聴きにくる方へのメッセージをお願いします。
私たち「小町の会」は、要請があればどこへでも出前いたします。笑い話、トンチな話、哀しい話、地域に伝わる民話…様々な話を表情豊かに心をこめて語らせていただきます。きっとあったかい気持ちになって、そして人とのふれあいの大切さを味わっていただけると思っています。
どうぞ、一度と言わず何度でもござっとごえなっすー。とうびんと。
※「とうびんと」とは…これでおしまい、という結びの句
長井弁で語られる昔語りは、聴いているとホッコリとした気持ちになれます。みなさん、ぜひ聴きにいらしてくださいね!
≪長井小町の会 口演日程≫
※丸大扇屋は、無料でご入館できます