長井まち歩き物語5 荒川家住宅:長井市観光ポータルサイト
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ゆっくりと まちなみに ふれてみませんか・・・・・
魅力あふれる 深い建物を醸し出す風景に 足を運んで下さい
(資料:長井市史、神奈川大学工学部建築学科 西和夫 長井市歴史建造物調査報告書、文教の杜・昭和11年長井町町要覧)
荒川家住宅は、高野町、道の角に建つ家です。建築年代は課税台帳に大正12年(1923)とありますので、それ以前となります。建設当初は教会として、その後ビリヤード場として使われていました。
東南から望む
外観は木造2階建て、入母屋造り、屋根は鉄板葺き、独特の意匠を持つ棟飾りをつけています。外壁は板張りです。2階南側は半間せり出しており、西面に高さの低い2階建て部分が接続しています。東面1階には下屋庇をつけ、2階には縁を突き出し、2階屋根には半円形のドーマー窓があります。北面1回には窓があり、上に小さな庇をつけています。庇を支える持送りの意匠が面白いです。
荒川家住宅は2階建物部分の意匠、屋根の棟やドーマーマドの意匠、外壁のペンキ塗りの意匠など大正期の雰囲気をよく示す大正モダン建築の貴重な建物であるといえます。また、外観は洋風ですが内側は和風という構成も面白い。大正12年と年代も明らかで、この年代は町の中心部としては古いものであり、この点でも貴重です。中を見ることはできません。
東から望む 二階屋根にドーマーマドの意匠が見える