vol.8 ものかき 池田將友さん:長井市観光ポータルサイト
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今回は、著者である池田將友さんにお話しを伺いました。
長井市出身。東北芸術工科大学デザイン工学部生産デザイン学科卒で、在学中は製品デザインに関して学んできました。大学を卒業後上京し、今は地元である長井市の文化財施設に勤務されています。 趣味は、読書や絵描きなど多岐にわたるそうです。
『弁当男子』あらすじ
▲『弁当男子』1,050円(税込)
PHP研究所より発売中
池田さんにインタビュー
■『弁当男子』が発売されて、周りからの反響はどうでしたか
友人や学生時代の恩師など、たくさんの人が喜んでくれました。また、アルバイト先の文化財施設にいらしたお客さんに声をかけていただくこともありました。
■作中に出てくる「長戸市」は架空の町ですが、どこか長井市をイメージした部分はありましたか
舞台設定を考えたとき、幼い頃から暮らしてきた長井の風景が容易に思い浮かびました。周りを山に囲まれ、それが不思議と安心感を抱かせたり、また山の変化で季節を感じたりする。そういった土地的な魅力は、長戸市に反映しています。
■長井市内でお気に入りの場所はありますか
長井ダムや葉山森林公園ですね。普段はパソコンの作業が主で、視覚からの情報が多く神経がすり減るような疲労を感じているのですが、自然の中に入ると、五感が程よい刺激を受け、感覚が研ぎすまされ、癒されていくような感じが気に入っています。
■池田さんにとって長井の良いところはどんなところですか
発見が多いところです。歴史、文化、産業、風土、生活、30年近く住んでいて、まだまだ知らないことが多々あります。一度、長井を離れたお陰で、新鮮な視点で町を見れているからかもしれませんが、長井には、住み慣れている人ほど気が付かない良し悪しがあるように思えます。良いところは伸ばし、悪いところは改善し、そうやって変化を続ける長井は、生きた魅力のある町だと思います。
■最後に、一言お願いします
読みやすい作品だと思うので、主人公と同世代の男子中高生、そしてその親世代の方…『弁当男子』ぜひ読んでください。これからも小説を書き続けていきたいと思います!
長井市出身の池田さんが綴る、弁当を巡る男子高校生の物語。
主人公の葛藤や母親に対する複雑な思いは、誰しも一度は経験したことがあるかもしれません。思わず「母さん。いつも、ありがとう」と言いたくなる、そんな心温まる物語です。
また「ものかき」として、小説だけではなく絵なども描かれている池田さん。次回の作品は何でしょうか、楽しみですね。今後一層のご活躍を期待しています!