長井古写真物語 46 三由軒製糸場:長井市観光ポータルサイト
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長井古写真物語 46 三由軒製糸場
2014.04.03:Copyright (C) 読みもの長井物語
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長井は、製糸業の盛んな地域でした。写真は昭和9年当時の工場です。
三由軒製糸場は、明治20年7月、つつじ公園の進展に寄与した横山孫助氏が、単独経営の工場として開業しました。当初は木製炭火製糸機20釜でスタートしたといわれています。明治28年、四ツ谷に工場を新設して仏国式製糸機械48釜を設備、32年には製糸講習所を設立するなど意欲的でした。43年にはボイラーを設備、70釜の大工場となりました。製品は優良で、羽前エキストラに含まれ、信用は確実で着実な成績を収めました。大正10年の生産高は、生糸4530貫目、屑物1400貫目、繭買入高春繭34000貫目、夏秋蚕14000貫目。従業員は163人。11年には工場の大改築を行い活況を呈しましたが、昭和17年2月の企業整備令によって製糸業を廃業しました。
(トップ写真は、文教の杜コレクションのガラス瓶です)