▼vol.5 ながい黒獅子まつり委員会 委員長 中川 仁さん

約1000年とも言われる歴史がある「ながいの黒獅子」
伝統神事として市内約40の神社に伝わる黒獅子。例祭日に、ご神体をおみこしにのせ黒獅子が氏子の家々を練り歩きます。 
そして黒獅子まつりはそれらの神社10数社が一同に会し見ることができるお祭り。各神社ごとに物語があり獅子の振り方・笛や太鼓の音色・黒獅子頭の顔つきまで様々で、どの黒獅子をみても楽しむことができます。 
今回、ながい黒獅子まつり委員会の委員長である中川さんにお話し伺いました。また、小出地区 白山神社•皇大神社を取材してきました! 


 小出地区 白山神社・皇大神社 
ながい黒獅子まつりが始る以前小出地区では、春祭りが行われていました。この祭を観光協会の方々が見て黒獅子を沢山の人にみてもらえるようにしたいと考え他の神社に声掛けをしたのが始りだそうです。現在は年に一度(9月第2土・日)に例大祭が行われています。 
小出地区 白山神社•皇大神社の説明は→こちら  

まつり前の練習風景 祭りの一週間前くらいから練習をする為に夜みんなが集まります。来た時に必ず神社に挨拶(参拝)してから練習をはじめるそうです。大きな掛け声を出し真剣に笛・太鼓を叩く姿、お獅子を頭の上に載せ動きをイメージし動いている姿がみなさんとてもかっこ良かったです。そんななか小学校3年生の女の子3人。今年はじめて黒獅子まつりに参加するんです!と笑顔で話をしてくれました。




 この日は雨の中夜9時まで練習。みんな楽しく!こうした練習があり、本番はみんなが一丸となります。
 黒獅子まつり委員会 委員長の中川 仁さんへインタビュー 
普段は、保育園の代表をしてらっしゃいます。  小学校の頃から黒獅子に参加していた中川さん。現在は歴史ある黒獅子を残していく為、また ながいの黒獅子を多くの方にみていただけるよう頑張っているそうです。   

■中川さんにとってのおしし様とは? 
獅子は、神社の例大祭において、街中を渡御(とぎょ)する際に、魔物や邪気からご神体をお守りする役割として伝わります。獅子は、渡御行列の中の一つに過ぎませんが、子供時代を思い出してみると、獅子は絶対であり憧れる存在でした。
 実際に獅子に参加するようになってからは、獅子頭を持つ人も、幕を作る人も持つ人も、それぞれがそれぞれの持ち場や役割を果たして初めて「獅子」となるのだと強く感じるようになりました 。 
 
■地区のとってのおしし様とは?
上記のことから・・
「獅子」を通して、子供は大人たちを尊敬し教わり、大人たちは地域の子供たちの面倒を見る。人の繋がりの大切さを教えるとき、「獅子」は無くせないものになったのだと思います。
 
■地域で何人ぐらいの人が参加していますか?
神社役員が30名位、獅子は約40名位です。
 
■黒獅子まつりの楽しみ方を教えてください。
《警護》                         
●「ごしんじん」の警護の掛け声、化粧まわし、持ち物(警護棒や扇子など)や、履物などの違いを見る。
●警護が獅子をお宮に誘導する時の、導き方や警護の構え方の違いを見る。
《囃子》
●笛の拍子の違いや音色や、太鼓のリズムの違いを見る。
《獅子》
●お神酒のいただき方や、歯の打ち合わせ方や回数の違いを見る。
●獅子の足の運び方や、変わり方の違いを見る。
●獅子幕の模様や長さ、幅の違いを見る。
 
■黒獅子舞いをやっていてやりがいを感じるところはなんですか?
《やりがい》

●雷鳴がとどろき体が凍えるような天候の時にも、優しく迎えて下さる地域の方々の温かさ。
●最後までやり通した瞬間、子供たちと共に感じる達成感と一体感。

 
今回取材させていただき普段知らなかった黒獅子のことが知れました。
みなさんも是非!黒獅子まつり、各神社の例大祭をみに長井へいらしてください。

昨年までの黒獅子まつりの様子
 
毎年5月の土曜日に開催される黒獅子まつり。毎年多くの人でにぎわい盛り上がっています!!
詳しくは、ながい黒獅子まつりをご覧ください。

→画像[ ]
2013.05.15:

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