▼サミットは イセシマよりも フクシマで
最近は「元カノ」の話ばかりじゃないか、と言われている英さん。どちらかといえば、ナンパ系であるのは自覚(爆)たまには、硬いネタもアップしよう。トップの写真は、福島市・渡利地区の公園にある線量計。先日、福島の友人が送ってくれた。福島市は、福島第一原発から直線距離で約60キロメートルだ。線量計の数字は、毎時0.16マイクロシーベルト。これはMAXの数字である。次は、山形県・長井市にある某ENEOSのガソリンスタンドのレシート。このGSでは、毎朝、線量を測定してデータを掲載している。「某」と言ってもバレバレかもしれないが・・・・・撮影快諾、アップ了解。福島市の公園の0.16マイクロシーベルトを、はるかに上回っているではないか。もちろん、天候や風向きなど、いろんな条件で違ってくる数値ではあるが。福島第一原発から北西の方角に線を引くと長井市がある。そして、その線上には、ピンポイントで高線量だった飯館村と福島市がある。あの日、長井市にもかなりの放射性物質が飛んで来たのは明白だ。福島第一原発から福島市までは60キロメートル。そして、長井市はその福島市から80キロメートルだ。この事実をどう考えるか。国の基準値で危険としている被曝線量は、年間1ミリシーベルトだそうだ。これは、毎時0.23マイクロシーベルト相当とのこと。もちろん、1年中外にいるわけではない。しかし、これでは安心して子供を外で遊ばせられないという不安を持つ母親が多いのも納得。「とりあえず僕らはみんな生きている」などと言っている場合ではないと思うのだが、いかがだろう。絶対に風化させたくないからやっている、と言うこのGSの社長。ハンディタイプだが、正確性は保証されている線量計だそうだ。社長に拍手!ところで、伊勢志摩サミットが終わった。某国の総理は、オバマ大統領を広島に連れて行った。とりあえずそれには、拍手しよう。選挙の票集めではないということを前提に。これが、福島市内の「除染」・・・・・そしてもう一か所、連れて行って欲しい所があった。それは、福島第一原発。おびただしい量の、汚染水の貯蔵タンク。そして、トップの写真の周辺の民家(福島市・渡利地区)の庭先に積んである「フレコンバッグ」の山。「フレコンバッグ」とは「除染した」と称して、地面を数センチ削り取った土を入れた袋だ。是非、これも見せて欲しかった。そして、大統領に言って欲しかった。「地球温暖化防止のために、原発再稼動を積極的に推進している」と。「それが、アベノミクスの4本目の矢だ」と。いや、大統領だけじゃなく、サミットの場で言って欲しかった。ドイツのメルケルさんも連れて行って欲しかった。上は、震災以来、誰も遊ばなくなった福島市・渡利地区の公園だ。ベンチが風化する・・・・・すべり台が風化する・・・・・フレコンバッグが風化する・・・・・記憶も風化する・・・・・それは、絶対にあってはならない。
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2016.05.28:hidesan

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