▼霊山(りょうぜん) スリルてんこ盛り
花スポ、今年最後のトレッキング教室は福島県伊達市の霊山(りょうぜん)巡り。マップによれば『標高825メートル、一般コース周遊3時間』。「ムリをしなくても行けそう」と、気軽に出かけたのだが、偏屈老人少なからず高所が怖いことを忘れていた。まずは好天に恵まれ、紅葉を楽しみながらスタートしたのだが・・・登山口から「見下し岩」までの登りのキツサに閉口する。出かけるとき寒かったので厚着してきたのだが暑くて少々気持ち悪い。 「見下し岩」から昼食をとった「霊山城跡」までは「天狗の相撲場」「親不知子不知」などオドロオドロした地名が続く。眺望のいい場所やそれなりに緊張する難所を通過するが、アップダウンが少なくて歩くのは楽だ。 今日は青空の下でシートを広げて快適なランチタイムだ。それぞれがウデによりをかけたおかずを回しあう。「ごちそうさま!」 疲れを忘れる楽しいひと時だ。そして本日の最高峰「東物見岩」(825m)。ホラガイドが言うには「天気がいい日はハワイまで見える」のだそうな・・・ 全員集合の写真に写っているかな?ここからが試練だった。まずは「蟻の戸渡り」。幅の狭い岩の峰が20mぐらい続き、左右どちらかにバランスを崩すと転落の惧れがある。ウチの奥さん意外と平気そうに渡っている。(マイッタな)「ア〜ア、オッカネーヨ〜!」 偏屈老人は四肢を使ってコワゴワ前進。そして、極めつけはこれ。「弁天岩」と「日暮岩」。みなさん岩に腰かけてのんびりと周囲の景色を楽しんでいるようだが・・・実はこんなところに来ているのだ。 登山道側からハシゴを使って岩に乗り移っていったのだ。岩と登山道との間は間隔があり、足元は空間で、踏み外せばマッサカサマーという状態。「オッカナクテ下見ランニェー」と言いながらも、軽々と乗り移っていく。最初の「弁天岩」で男性軍はギブアップ。偏屈老人も決死の想いで写真を撮ったのだ。「いまここで地震がきたらオッカナイべなー」などと言いながら、半世紀前のお嬢様方は次の「日暮岩」にも軽々と登っていくのだった。・・・マイッター! コーサン、コーサンッ!!・・・今日は大勢の勢いで「弁天岩」に登ってしまったが、仮に配偶者と二人で来たのだったら絶対に登らねかったベナァ・・・
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2016.11.08:k-ichiro
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