▼避難者支援・11月定期交流会 〜講演会といも煮交流会〜
 11月11日(土)、中央会館にて「講演会といも煮交流会」を開催しました。 今回は、ご案内の際、返信用はがきに近況報告欄を設けました。返信されてきたはがきには、帰った当初の気持ちや現在のお子さんの様子が書いてあり、福島での生活の様子がわかり大変嬉しく思いました。 講演会と芋煮交流会には、以前長井市に避難されていた方も含め、多くの方に参加していただきました。  始めに午後3時から、鈴木酒造店長井蔵杜氏 鈴木大介さんに「長井に来て、そしてこれから」と題して、ご講演いただきました。 講演前には親交のある村田さんから鈴木さんのこれまでの活動の紹介をしていただきました。 講演では、震災直後は感情が交錯していたこと、現在様々なところで講演をしているが今でも複雑な思いになること等をお聞きし、震災の影響はとても大きいものだと改めて感じました。  鈴木さんは避難所に行った時、ある方に「酒を造ってほしい。」と言われ再開しようと決心したそうです。『もう一度、酒造りをするなら福島で。』と思っていたそうですが、福島では準備から含めると再開まで2年かかってしまうため、山形(長井)で酒造りをすることに決めたとのことでした。                                                     長井市は鈴木さんが住んでいた浪江町請戸地区と似たような立地とのことで、酒造りに適しているそうです。「長井は水がきれいで、お店の脇に流れている川には、やまめやアユが来たり、梅花藻が咲いている」と話していただきました。  鈴木さんは今年、「一生幸福」で新酒鑑評会の金賞を受賞したのを機に、専務から社長に就任されたそうです。これからもご家族や従業員のみなさんとおいしいお酒を造っていただきたいと思います。  午後4時30分から、いも煮会を行ないました。以前長井市に避難されていた方に案内を出したところ、3家族10名の方に来ていただき、大人35名子ども10名総勢45名の方に参加していただきました。 講演会の間子ども達は、託児を担当した社協職員のマジックを見たり、塗り絵で遊んだりしながら1年振りの再会を楽しんでいたようです。いも煮会場では、同じテーブルを囲んで元気一杯、はしゃいでいました。大人達も1年振りの再会に話が弾んでいたようです。鈴木酒造店さんから「いわき壽」や魚に合う「磐城 壽 アカガネ」、 「一生幸福」などのお酒を差し入れしていただき、みんなで美味しくごちそうになりました。楽しく和やかな交流会となりました。  また、村田さんより親睦会を発足したいという話がありました。詳しくは今後お知らせしていくことになりますが、相談員もお手伝いをさせていただきますのでどうぞよろしくお願いします。
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2017.12.19:n-shakyo

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