SBMT(脳マッピングおよび治療協会)の第13回年次総会:東根市観光物産協会

東根市観光物産協会
SBMT(脳マッピングおよび治療協会)の第13回年次総会


BSTの研究デレクターのサン・リー博士(写真左)は、世界的に有名なベネット・オマル博士(写真右)の講演の前に、軍事におけるトラウマ(PTSD)のセッションのデータを示したプレゼンテーションをしました。

Drs-Bennet-and-Lee_9April2016_PS_SM-1080x675.jpgのサムネイル画像

(研究は、特殊作戦を通じて米国国防総省によってサポートされ、ウェイクフォレスト大学医学部で行われた。)

ウェイクフォレスト大学医学部での研究はBSTと表現せずに、HIRREM(High-resolution Relational Resonance-based Eletroencephalic Mirroring)と表現しています。

HIRREM➡http://www.wakehealth.edu/Research/Neurology/HIRREM/

リー博士のプレゼンテーションの内容は以下のとおりです。

HIRREMの使用はPTSD症状の顕著な改善に関連、ならびに心拍数と血圧の調整機能の改善
外傷性脳損傷(TBI)およびスポーツ関連の脳震盪の顕著な改善に関連
今回の講演は、フロリダ州マイアミで行われたSBMT(脳マッピングおよび治療協会)の第13回年次総会で行われ、ベネット・オマル博士はSBMTから医学賞のパイオニアという名誉を与えられました。

オマル博士は、元プロのフットボール選手でスーパーボールのチャンピオンである有名なマイク・ウエブスターの司法解剖でCTE(慢性外傷性脳症)を初めて記述した神経病理学者です。調査結果を公表した結果ナショナル・フットボールリーグから予想外の敵意を抱かれました。

オマル博士とマイク・ウエブスターの話し、そしてNFLの反応は、ウイル・スミス主演の最近のハリウッド映画「Concussion」(原題)のテーマとなっています。

注釈:慢性外傷性脳症(CTE)とは、脳震盪などの脳への反復する傷害が原因となり、進行性の脳変性による脳症をきたすこと。死後の脳の病理学的検査でしか診断することができない。

この疾患はボクシングにおけるパンチドランカー としても知られていた。慢性外傷性脳症は現在、アメリカンフットボール、アイスホッケー、レスリング、野球などの接触の多いスポーツの多くでみられているほか、脳震盪を繰り返した兵士にもみられている。脳にはタウタンパク質の蓄積と、脳組織の変性が認められる。この疾患の患者は、外傷を受けてから数年から数十年経って、記銘力低下、易攻撃性、錯乱、抑うつ状態などの認知症症状を呈する。

 マイク・ウエブスター:引退後、周囲が首をかしげるような奇矯な行動が目立つようになっただけでなく,家人が知らないところで金銭が消費されるようになったのである。やがて,記憶障害,苛立ち・怒りっぽさ,うつといった症状も現れるようになり,いつしか家を失い,妻にも去られてしまった。往年の大選手が認知症様の症状を患った挙げ句に,「落ちぶれて」ホームレスとなった。

引退から12年後の2002年,心筋梗塞が原因で50歳の若さで亡くなった。検死を担当したのは,ナイジェリア生まれの医師,ベネット・オマル博士だった。



2016.04.25:Copyright (C) ソラ・シノノメ
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