▼【水とともに暮らす長井の町場景観を未来へ】
(写真・画像提供:長井市役所)「水の集まるところ」という意味の「長井」の地名。町場のいたるところに小川や水路が張り巡らされ、また、江戸時代の最上川舟運文化に由来する古い商家群などが点在しています。2月13日(火)、長井の町場に大きな発展をもたらした最上川区域と、長井の市街地の一部である「宮」と「小出」の中心部区域が、『最上川上流域における長井の町場景観』として、「景観の国宝」と言われる国の重要文化的景観に選定されました。文化的景観とは、自然風土と共に人々が生活を営むことで作られてきたその地域独特の風景のこと。 ただ単に豊かな自然環境や歴史的価値のある建築物が残されているということだけでなく、それらが今もそこに暮らす人々と関わり続けているのがポイントだとか…φ(。_。;)フムフム長井の場合、往時を継承する商家群、蔵、水路などが数多く残り、特に昔から生活用水として利用されてきた水路は現在も暮らしの中に息づいています。 ▼街なかを東西南北に巡る水路網 ▼大きな商家の敷地内には水路が引かれ、 ▼炊事洗い場として利用されていた屋内の「入れカワド」 ▼大樋川と野呂川の立体水路(市内四ツ谷)上側の水路からあふれ出た水を下側の水路が受けとめる全国的にも珍しい構造。何とこの水路は江戸時代の絵図にも描かれているそうで、古くから生活に根差しているのが伺えます。▼歴史的建築物には、往時の繁栄ぶりを偲ばせるものだけでなく 現在も店舗として営業しているものも (゚Д゚;)(゚0゚;)  さてこれらの景観は、生活スペースの一部だったり、身近すぎて価値に気づきにくかったりと、直接関わりのある市民以外にはまだまだ認知度が低いのも現状です。長井市民だけでなく日本国民にとっても宝物だと言える長井の町場景観を、将来のまちづくりにどう活用していくか。3月11日(土)、タスビルで文化的景観に関するシンポジウムが開催されました。▼多くの市民の方が参加し、関心の高さが伺えます 保全・修理、学校教育を通じた普及啓蒙、観光資源として活用などの方策だけでなく、国内の他の選定地域の取り組み事例も紹介されました。いずれも景観を保全するためには行政の支援だけでなく、住民同士自身の自発的な活動が重要なのだとか。▼会場には長井の古い絵図も ゴールではなくスタートである今回の選定。先人から預かった文化的景観としての価値を広く共有し、守り磨きつつ、後世へ引き継ぐためどうすべきか、今後も市民全体で考えていくべき課題だと思います。( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )【この記事は、ながいファン倶楽部のブログです】☆毎月1日・15日にファン倶楽部会員様へメールマガジンを配信♪▼お申込はこちらから!
→画像[ ]
2018.03.13:nagaifan27

トップへ
(C)やまがたへの旅/コミュニティ(一般)
powered by samidare
system by community media (Free CMS)