皆さん、この写真を見てなんだかわかりますか?
これは天蚕の繭です。
繭から生糸にするまでの作業を見学させてもらいました。
繭はほぐれやすくなるようにお湯で煮てから1つ1つ手で紡いでいきます。
その数およそ4000個。
見ている方は気の遠くなるような作業でしたが、皆さん楽しそうに喋りながら、しかし手は止まることなく作業していました。
すごい。
天蚕糸は見ての通り萌黄色で光沢があるのが特徴。
しかし、天蚕は非常に繊細な生き物なため、飼育にはかなりの手間と細かな配慮が必要となり、病気などでたちまち糸が取れないという事態も少なくありません。
そのためとても貴重で高価な” 糸 ”として知られています。
ゆえに天蚕糸を用いた着物は大変高価な1品となります。
白鷹町深山地区で作られた天蚕糸は反物になってから「銀座もとじ」様へ。
白鷹の天蚕を紹介して頂いておりますので載せさせて頂きます。