ドイツから放射線量の測定器が届けられました:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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ドイツから放射線量の測定器が届けられました
2011.08.01:Copyright (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
今日、この写真の右端の人が来ました。
蝉の鳴かない夏?
くみさまの姿
種子原人
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ドイツから放射線量の測定器が贈られてきました。
長井市はスイスとフランスとの国境近くにあるドイツの小さな町、バードゼッキンゲン市と姉妹都市交流をしています。長井市民がそのまちを訪問すれば必ずといっていいほどお世話になる方がいます。日本人のすてきな女性で、お名前は「くみ」さん。私のブログにもなんどかコメントをいただいているかたです。ドイツでの生活が長く、もちろんドイツ語も英語もぺらぺらと操ることができ、また社交的な方でもあって、ドイツの地域社会に溶け込んで暮らしておられます。
贈り主はそのくみさんですがそういうと彼女は違うよって言うでしょうね。
「周囲の方々がずいぶん心配してくれるんです。日本は大丈夫か。日本の家族をこちらに連れてこなくてもいいのかって。そしてね、私のところにもいろんな方が義援金をよせてくれるの。日本の被災地の方々に渡してほしいって。この間なんか日本の被災地支援のチャリテーコンサートを開いてくれたんですよ。そのようにして集まったお金です。だから、放射線測定器をお贈りしたのは私ではなく、チャリテーでご活躍いただいたデッツエルン村男声合唱団の方々や周辺のドイツ人のみなさんなんです。また、製造販売会社であるSTEPSENSOR社のご好意もお伝えしたい。ドイツでも測定器を手に入れることが難しく、いまでも5ヶ月待ち。でも日本の被災地周辺の方々にお贈りするのならと、特別にはからってくれて、早くかつ大きく割り引いてくれたんです。いつでもドイツの地から日本のみなさん、長井市のみなさんに心を寄せています。どうかよろしくお伝えください。」
くみさんはこのように話していました。情感豊かな方ですから、きっとくみさんの涙腺は緩みっぱなしだったのでしょう。俺にしたってくみさんからのメールや電話でその模様を知るたび同じように緩んでしまいましたよ。
測定器は、長井市の「バードゼッキンゲンクラブ」(遠藤三雄会長)を通して、市民がいつでも活用できるようにと市に寄贈されました。
久しぶりにいい話です。
ありがたい話です。