夏のニワトリたち:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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夏のニワトリたち
2013.08.17:Copyright (C) ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
暑さに参っています!
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彼らはいつも羽毛のコートを着ていて、それを脱ぐことができないから切ない。
その点、人間は毛をまとうことなく、着物を着脱することで体温調節ができる。それが地球上の広範囲にわたって生息できる所以だろう。ニワトリを見ているとそれがよく分かる。
30度を超える昼、戸を開け放しても彼らは当然のことながら陽ざしの中に出ようとはしない。出てもすぐに戻ってくる。「暑っ、ヤバ!」言葉にすればこんな感じかな。
そして夕方。
日が沈み、気持ちのいい風が吹く頃になると、今までの我慢を解き放つようにいっせいに外に出る。夜になるまでの間はそう長くはないが、この時間帯が彼らにとって一番いい時間なのだろう。あたりが暗くなるまで、思い思いに草を食べて過ごす。
秋〜冬〜春にかけては玉子にコクがあり、生卵で食べればそのおいしさがすぐに分かるのだが、この時期の玉子はそれほどでもない。淡白だ。
「なに言ってんだぁ!この暑さに耐えるだけで目いっぱいなのに、玉子の味まで気がまわるかい。」
こんなことかもしれないな。
日中がいかに暑くても朝晩は涼しく、窓を開けたまま、朝を迎えることができなくなってきた。身体が冷えて目を覚ます。秋が近づいてきたんだね。
玉子がおいしい季節はもうすぐだ。そして俺たちは忙しい刈り入れの時期を迎える。