穂がでましたぞ。:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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そのせいなのでしょう、田んぼの穂は例年に比べ1週間ほど早く顔をだしました。
今は高温障害が心配です。これにかかりますと、米が白っぽく変色し品質がグンと落ちてしまいます。水を張ること、それを時々抜くこと、新しい水をまた入れること・・など、とにかく水管理がその対策の全てです。
その点で我が家は朝日連峰の麓、水が切れることはまずありません。年中、冷たく清冽な水が流れています。
「我が里の何もなけれど何事もなく
田んぼに蛙(かわず)の声聞く夕暮れ」
これは91歳の母親の詠んだ句ですが(特に下の句はどこかで聞いたことがあるような)、きれいな水が豊かに流れているということがとてもありがたい。このような目から見ればいい農村なんですね。
☁昨年から出番を待っていたお米は、モミ貯蔵庫から今年の3月に新しく建てた「低温貯蔵庫」に搬入しました。その際、全てのモミを玄米にしました。
その結果、今期のお米がどのぐらい足りないかが分かりました。8月発送分の足りないところを友人の作る特別栽培米・コシヒカリでお願いせざるを得なくなり、事情を説明しご承諾いただきましたが、毎月お米をとっていただいている方々にはご迷惑をかけることになってしまいました。
農家直送米の場合、新米のでる前の月あたりに昨年産米の過不足が明らかになるわけですが、その調整をどのようにしているのだろうか。足りなかった場合、あまってしまった場合、それぞれに対応が難しい。零細米作り農家の生き残りは「農家直送米」でと考えている我が農園としては、ぜひ知りたいところです。
このままずっと夏が続くのではないだろうか。秋になるのだろうか。