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「玉子と土といのちと」書評ー魚沼の友人版ー
ちょっと前まで新潟県は魚沼の改良普及員として農業指導にあたっていた友人が以下のような書評を送ってくれました。
玉子と土といのちと (創森社)
むかしむかし、新左翼という言葉がありました。独占資本からの開放、日帝の殲滅。まさに若者が社会の枠から逃れ出ようとした運動でした。
菅野さんはそれをニワトリの世界で実現したようです。
本の中ではニワトリの解放戦線をつくろうとアジっています。現在のニワトリはその大半がゲージという檻の中に数匹詰め込まれ、身動きも満足に出来なく餌も卵を産めばよいという目的でつくられただけのものを与えられています。
こう言うと何か私たちの生活が投影されているようで身につまされます。
かっての闘士がニワトリの解放区をつくって、空を飛ばしている様は実に愉快ではないですか。
文章も独特の決めつける「○○である」調を脱し、本人も言っていますが、「やさしく」かつ「語りかける」ような軽快な流れをかたちつくっています。
何故、「卵」でなく「玉子」なのか。
菅野さんの農業哲学、「ニワトリがよろこぶ」飼い方にあらわれています。
どうして、地べたをあるかなければならないのか。餌は地産地消でなければならないのか。そこに山の神様までご出馬されるから物語を一層おもしろくしています。
また、オンドリの話しなどは男どもに身の悲哀を感じさせられます。
この本は菅野芳秀そのものをさらけ出した世の人々への警告とも言えるでしょう。
ありがたい評価です。友達からこのような評価をもらえたことがうれしい。
2010.08.12:Copyright (C)
ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
お通しだからいい味。
菅野さん、今の世の中は、難しい、大著は受けないんですよ。
軽くさらっと、さわやかな風をちょっと吸い込みたい、そのために本を読む人も多くなっているんではないでしょうか。
その辺を編集者はしっかり押さえていて、菅野さんに執筆依頼が来たのだと思います。
小難しい理屈や文章はいまどきの人には読んでもらえない。
そんな感じを受けますが、どうでしょう。
そのさらっとした書き方で、玉子やニワトリや、農村や、今の日本の農業と食の問題をしっかり提示していますね。
あたりだと思います。
著者があんまり、よくできていないみたいなことを書いてはいけません。
買った人が損した気がしちゃいますよ。
すごいだろう、参ったか、って言うのも困るけど、あまりの遠慮はいけません。
以上、老婆心ながら一筆啓上。
2010.08.14:くみ [
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そうですね。
くみさん、ありがとう。
確かに私も難しい本は読む気がなくなっています。
頭が疲れているのかな。
だからというわけではありませんが、書くときにも難しい表現は避けて、なるべく平易な文章になるように心がけています。
読みやすく、分かりやすく、読みながら頭の中で映像を結べるような、そんな文章が書けたならうれしい。
2010.08.14:菅野芳秀 [
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]
新規就農者の増加現象!
今日の南日本新聞に、2009年に新たに農業を始めた「新規就農者11%増」とあります。全国で6万6千人、鹿児島が337人ということです。
そして、「新規就農者が増加に転じたのは、食の安全・安心への意識の広がりや、農業生産法人の増加で就職の機会が増えるなど、農業への注目度が高まっていることが背景にある」と記事に記載されています。いよいよ我が国の農業の転換となるか、という思いです。先輩、「玉子と土といのちと」は、日本の農村事情を知る上で、是非、新規就農者に読んでもらいたい本ですよ。
それはさておき、今度、生まれ変わるときは「菅野養鶏のおんどり」になるのも男冥利に尽きいいかな、と思っています。
まだまだ、秋の訪れる気配はありません。猛暑が続きます。どうぞ、御自愛下さい。
2010.08.19:種子原人 [
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玉子と土といのちと (創森社)
むかしむかし、新左翼という言葉がありました。独占資本からの開放、日帝の殲滅。まさに若者が社会の枠から逃れ出ようとした運動でした。
菅野さんはそれをニワトリの世界で実現したようです。
本の中ではニワトリの解放戦線をつくろうとアジっています。現在のニワトリはその大半がゲージという檻の中に数匹詰め込まれ、身動きも満足に出来なく餌も卵を産めばよいという目的でつくられただけのものを与えられています。
こう言うと何か私たちの生活が投影されているようで身につまされます。
かっての闘士がニワトリの解放区をつくって、空を飛ばしている様は実に愉快ではないですか。
文章も独特の決めつける「○○である」調を脱し、本人も言っていますが、「やさしく」かつ「語りかける」ような軽快な流れをかたちつくっています。
何故、「卵」でなく「玉子」なのか。
菅野さんの農業哲学、「ニワトリがよろこぶ」飼い方にあらわれています。
どうして、地べたをあるかなければならないのか。餌は地産地消でなければならないのか。そこに山の神様までご出馬されるから物語を一層おもしろくしています。
また、オンドリの話しなどは男どもに身の悲哀を感じさせられます。
この本は菅野芳秀そのものをさらけ出した世の人々への警告とも言えるでしょう。
ありがたい評価です。友達からこのような評価をもらえたことがうれしい。