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熊がでた。
驚きましたねぇ。
熊ですよ、熊。
学校にガラスを割って入り込んできたなんて。
いままで聞いたこともない。
山から2km以上はなれた町の側にある中学校だよ。
まちの中にも入った形跡もあるらしい。
おなじ日の朝、近くのりんご農家に電話したら、
「熊が罠にかかった。80kgぐらいの熊だ。」
えっ、何時の話しだ?
「たったいまよ。目の前にいるんだ。ほら聞こえないかな、この音。」
えぇぇーっ、そんな・・。
地元の新聞社に電話したら、あなたで4件目だという。
それぞれ違う熊か?
あっちでも、こっちでも熊が出てきた話で持ちきりだ。
市の広報車が熊への注意を呼びかけて走る。
警察の車も。
そんな中にいると、今にも目の前をスーッと奴らが歩いていくような錯覚に襲われる。
何でこんなにたくさんの熊がでてきたのかといえば、山のナラ枯れも一つの原因だろう。朝日連峰の山々のナラの木が一面枯れ始めているのだ。
枯れたナラの木々で、夏なのに山が紅葉で彩られているように見えたぐらいだった。決して大げさではなくさ。
その原因はナラの木の根元に侵入する虫にあるらしいのだが、ここ1〜2年の間に一挙に広がったのは、気候変動などのせいもあるに違いない。
その結果として山にドングリの実がなくなった。
熊は冬を前にしてたくさんの食べ物を取り込む必要があるのだが、それがない。そして、里へ、町中へということだろう。
腹をすかした熊はどう猛になる。
これからは夜中にニワトリが鳴いてもうっかり外にはでれないね。
タヌキやキツネの類ではないかもしれないからだ。
危なくってしょうがない。
オレはそんな空気の中に、食料不足になったときの人間を思っていた。その原因はナラ枯れならぬ、農の崩壊とそこからくる国の破綻。
腹をすかした人間はどう猛になる。
熊以上におっかない人間が、熊以上の数で徘徊するようになるだろうな。
ここのところ、この話も妙に現実味を帯びてきていて、おっかない。
写真は長井の町の遠景。熊がすむ小高い麓から町を眺める。
ダブルクリックで大きな写真になります。
2010.10.15:Copyright (C)
ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ
たったいま、日経新聞で見たところ
この記事を読んだ後、こちらへきたら、、、何とタイムリーな・・・・。
くまも大変ですね。あの大きな体をどんぐりで満たしているなんて、どんなにたくさんの量が要るんでしょう?
菅野さんも早速 熊よけの鈴を調達してください。
備えあれば憂いなしです。
クマ出没、今年は多発 木の実少なく餌求め
2010/10/16 11:32 ニュースソース 日本経済新聞 電子版
実りの秋を迎えた日本列島各地で、ツキノワグマの出没が相次いでいる。福井市では50代の女性がクマに襲われて軽傷を負うなど、人への被害も多い。今年は餌となるドングリ類が全国的に不作で、餌を探しに人里に下りるクマが多いとみられる。残暑の影響から冬眠前の活動も活発で、専門家は「山の近くでは鈴を身に着けるなどの対策を」と呼びかけている。
バリバリバリ……。8月末の深夜、富山市大山地区の集落で大きな物音が響いた。音がするのは住民が食料品などを備蓄している倉庫の中。翌朝、地元の警察官がおそるおそるのぞくと、窓のアルミサッシが破られ、たる入りのみそが散乱していた。近くにはクマの茶色い体毛が落ちていた。
こうした人里への出没はこの秋、全国的に多発している。富山市では直接目撃したり、出没の痕跡が見つかったとの情報が昨年24件しかなかったが、今年は12日までに131件。目撃があった地域では、住民らが急きょ青色回転灯のついた車でパトロールしたり、クマが隠れやすい河川敷の草刈りをしたりするなど対策に追われている。
結果的に人に遭遇する機会も増え、中には人を襲う事例も。12日には福井県勝山市の介護施設で女性看護師が胸や顔などをかまれ全治3週間のけがをしたほか、山形県では飯豊町で60代の夫婦が襲われ重傷。14日には長井市の中学校にクマが侵入し、校務員ら2人がけが、15日にも新潟県村上市で無職男性(80)がクマに襲われ顔を縫うけがをした。
9月15日には金沢市内の住宅街に子グマが出没し、約4時間かけて捕獲する騒動もあった。
原因とみられるのが、クマが餌にしているブナやミズナラの実などの凶作だ。昨年は全国的に豊作だったが、兵庫県が9月に県内約240カ所を調査したところ、ブナはほとんど実を付けておらず、コナラやミズナラの実も平年よりかなり少なめ。富山県の調査でも同様の結果が出たという。
クマの生態に詳しい「日本ツキノワグマ研究所」(広島県廿日市市)の米田一彦理事長(62)によると、この時期のクマは出産や冬眠を控え、皮下脂肪を蓄えるためドングリ類を探して歩き回る。今年は残暑の影響で平年より暖かい日が多いのでなかなか冬眠せず、11月下旬まで餌を求めて山奥から人里に現れている可能性があるという。
米田理事長は「果樹園などクマの餌になる物に近づく場合は、クマよけの鈴などを身に着けるなどしてほしい」と呼びかけている。
2010.10.16:くま、じゃない、くみ [
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そうだ、その通りだ!
先輩の力説する「女の立ち小便」論は、理にかなっている。
僕がまだ「南海の美少年」だったころ、種子島にいたが、その時分(昭和38年頃まで)、農作業中の農村の婦人は殆どが、立ち小便であったと記憶している。
種子島の農村は、田や畑と家とが遠く離れている処が多く、いちいち家に用足しに帰る訳にはいかない。藪の繁みに隠れて用をたすこともあるが、それでは農作業がなかなかはかどらない。すなわち、女の立ち小便は、そのような環境から生まれた農村の伝統的慣行といえる。
藪の繁みで、座って小便をしたがために、女性の大事な個所を蝮に咬まれたという話がある。そして、その女性は危険から身を守ることができずに死んだ?
女の立ち小便は、安全のために、長年培われてきた生活の知恵である。よって、大事に継承されるべきことではないでしょうか。
2010.10.21:種子原人 [
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熊よけはモコさんに
熊よけはモコさんにお願いしましょう。
彼が鶏舎の周りを走り回れるようしておけば、熊は来ないと思うのですが、どうなんでしょう。おなかがすいていれば来るかなぁ?
ともあれ、菅野さんが撃たれないように気をつけてください。
茶色の服は着ないようにしましょう。(笑)
2010.11.08:tu-ta [
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いままで聞いたこともない。
山から2km以上はなれた町の側にある中学校だよ。
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えっ、何時の話しだ?
「たったいまよ。目の前にいるんだ。ほら聞こえないかな、この音。」
えぇぇーっ、そんな・・。
地元の新聞社に電話したら、あなたで4件目だという。
それぞれ違う熊か?
あっちでも、こっちでも熊が出てきた話で持ちきりだ。
市の広報車が熊への注意を呼びかけて走る。
警察の車も。
そんな中にいると、今にも目の前をスーッと奴らが歩いていくような錯覚に襲われる。
何でこんなにたくさんの熊がでてきたのかといえば、山のナラ枯れも一つの原因だろう。朝日連峰の山々のナラの木が一面枯れ始めているのだ。
枯れたナラの木々で、夏なのに山が紅葉で彩られているように見えたぐらいだった。決して大げさではなくさ。
その原因はナラの木の根元に侵入する虫にあるらしいのだが、ここ1〜2年の間に一挙に広がったのは、気候変動などのせいもあるに違いない。
その結果として山にドングリの実がなくなった。
熊は冬を前にしてたくさんの食べ物を取り込む必要があるのだが、それがない。そして、里へ、町中へということだろう。
腹をすかした熊はどう猛になる。
これからは夜中にニワトリが鳴いてもうっかり外にはでれないね。
タヌキやキツネの類ではないかもしれないからだ。
危なくってしょうがない。
オレはそんな空気の中に、食料不足になったときの人間を思っていた。その原因はナラ枯れならぬ、農の崩壊とそこからくる国の破綻。
腹をすかした人間はどう猛になる。
熊以上におっかない人間が、熊以上の数で徘徊するようになるだろうな。
ここのところ、この話も妙に現実味を帯びてきていて、おっかない。
写真は長井の町の遠景。熊がすむ小高い麓から町を眺める。
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