明治大学の学生たちがやってきた:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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長井市はレインボープランと名付けられた生ごみの地域循環に取り組んで15年になる。生ごみの減量ではなく、それを活用したまちづくりが目的だ。学生たちは一週間滞在し、それを現地で見て、聞いて、さらに調べて、できたら提言まで行っていこうという野心的な企画。6年目になる。
今年も写真の面々がやってきた。前に写っている親子(父子)は学生ではなく福島から避難して来られたMさん(画面の上でのダブルクックで大きくなります)。いっしょにダムを見学に来てくれた。
6年目になると迎える俺たちも慣れたものだが、今年の学生達にはいつもと違った異質な才能をもつ者が多い。全国の長距離自転車競技で日本一の選手。バトミントンで高校時代には全国2位、今も明治のバトミントン部で活躍している学生。明治のサッカーの選手でベルテー川崎の「教育課程」にも属している選手。チァガールの競技大会で一番てっぺんに上がる選手。R&Bのボーカルをめざし、修行中の学生など多彩だ。しかし外見上、学生たちにそんな雰囲気はまったくない。たおやかで、繊細で、遠慮深くて・・。彼らと他の学生を見分けることはできない。全体のチームワークもいい。彼らがいいのか、他の学生たちがいいのか・・きっと両方だろう。
その学生たちの一週間後の報告会を聞いた。提案の切り口の斬新さ、展開の深さ、30名近くのレインボープラン関係者と明大OB会の人たちが集まっていたがみな一様に感動し、感心したと語っていた。
でき過ぎだろう。21歳の若者はもっと尖がっていていいんでないか。傍若無人のところがあってもいい。それがまた可能性でもあるのだから。いや、ただ出さなかっただけなのかもしれないが、全体として立派過ぎるとの印象だった。
俺も同じ大学の学生だったけど、彼らとは大いに違っていた。尖がりすぎていて教職員からヒンシュクを買っていたと思う。
それが可能性だったとすれば、今のあんたはいったい何さ!との妻の声がきこえそうだけど・・。