7月の田んぼ:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産
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春先のイネミズゾウムシの害も何とか鎮まりました。
水面への食用油の散布が効いたようです。彼らは夜、水底に生息しており、日が昇ると茎伝いに上がってきて葉を食べる。彼らのその性行を利用し、あらかじめ水面に食用油を撒いておく。彼らが水中から外界に出るときに彼らの身体が油に包まれて窒息するという仕掛けです。農薬をかけずにすみました。食用油ですから分解も早く、コメへの害はありません。
これからの心配は「いもち病」ですね。稲の葉や茎がかかる一種のカビ病で、これにかかると稲全体が枯れて行き、収穫ゼロもありえます。カビ病なので高温多湿の気候は要注意。我が家ではこの予防として一夏に二度ほど「酢」を散布します。
殺菌剤、殺虫剤ゼロの稲作はどこまで行っても緊張が続きます。