いもち病:ヤマガタンAnnex|山形の農業〜農林水産

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いもち病
 いもち病は高温多湿の中で発生するカビの一種で伝染します。
 殺菌剤を使わない稲作の基本は、多収をねらわず、密植を避け、風通しが良く、日光が足元まで届く成育環境で、決して稲に無理をさせないこと。これにつきます。

 菅野農園ではそのように育ててきました。
 それでも罹ったしまった原因は前にも書いた「イネミズゾウ虫」です。

 この虫に侵食され、本来持っていた抵抗力を奪われてしまいました。いもち病がいったん発生すれば、ひどい場合は稲は全滅、収量はゼロ。その菌は発生した田んぼだけにとどまらず、近隣の田んぼに飛び、隣地の農家にもひどい迷惑を掛けることになってしまいます。

 殺菌、殺虫ゼロ、化学肥料ゼロの米作りは我が家の米作りであって、近隣の農家と共有している価値観ではありません。被害は発生源の我が家の中だけで終わるならば無農薬を貫くこともできるのですが、隣地の仲間たちに迷惑を掛けることは出来ません。稲作は村の中の農業。ここは農薬散布も仕方ないですね。

 来年の課題はまず、打倒!イネミズゾウ虫。ここからです。
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