▼雑木林のコントラストがぐんと強く。
三寒四温とはよく言ったもんだ。暖かい日があると思えば、また寒くなる。そんな鬩ぎ合いが続く。今朝は、少し積もりそうな雪がハラハラと落ちてきて、雑木林のコントラストがぐんと強くなった。(日の出時刻 06:24の10分後頃)
もう少し春めいてくると、雪が降ってもすぐに融けてしまう「淡雪」とでもいうのでしょうか?そんな状態にも廻り合える。そういえば「春の淡雪」なーんていう詩的なネーミングのお酒もあったなぁ。
冬季オリンピックが開催されていているが、やはり雪国に住んでいる私にとっては親しみがある競技が多い。ま、氷上競技よりは雪上競技の方だが。
ウインタースポーツの大きな特徴は、やはり「スピード」であろう。
実は…春の雪は滑べりが非常に悪い。
おそらく、厳冬期よりも気温が高くなってくるため降ってくる雪の結晶同士がくっつき合って妙に大きくなるが、まだまだ寒いので融けずにコースのやや窪んだところなどに、伏兵の様に溜まっている事がある。
春のコースはアイスバーンが基本なので、スピードが乗る。
でも、そんな春の雪に突っ込んでいくと、両足が一気にすくわれてしまうほどのブレーキがかかってしまい、ヘタをすると転倒して危険でもある。
スキーの滑走面に雪の結晶が刺って摩擦力が大きくなってしまうからだ。
だから、憎らしく恨めしい気持ちも込めてなのか?「(春の)腐れ雪っ」と呼ぶ。
<春の淡雪>という詩的表現も、<春の腐れ雪っ>というスラング的表現も、共に素晴らしいし、いとおしい。
→画像[ ]
2010.02.19:shidareo

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