ブナの群生:虚空蔵山(白鷹山)山頂付近:山形の植物・園芸
山形の植物・園芸 |
ブナの群生:虚空蔵山(白鷹山)山頂付近
2010.03.01:Copyright (C) やまがたでの日々の暮らし・自然・風景
▼この記事へのコメントはこちら
|
ゲストさんようこそ
合計 12人
■記事数
公開 1,204件
限定公開 0件 合計 1,204件 ■アクセス数
今日 375件
昨日 1,945件 合計 1,052,469件 |
ルートは、雪の多い北側急斜面をツヅラ折れに登る、通称:嶽原(タケハラ)ルート。春は雪崩も多く発生する。今回の足回り装備は、丈夫なゴム長靴に簡易アイゼン+固雪(カタユキ)用カンジキ。
標高は994mで低山の部類だが、標高900m辺りからブナの群生が見られ、頂上の神社には上杉鷹山公が命名した「白鷹山」の文字(直筆)が掲げられている。
途中、先週の暖かさで起きたと思われる底雪崩の跡(幅15m、長さ50m程)が、まるでスケートリンクを斜めに傾けた様に、登山ルートに横たわっていた。斜度は40度程。
登りでは未だ雪温が低くなんとかグリップを保てたのでトラバース出来たが、下山時には簡易アイゼンは役立たず状況で、もしも滑落してその辺のブナの木に頭をぶつけてノビてしまっても洒落にならないんで、仕方なく20m程高巻きする。ちなみに、犬っ子達は4輪ドリフトならぬ「4足ドリフト(気味)」で、難なくトラバースして行った。
(手前に石コロが出ている箇所からが雪崩の跡。犬っ子(妹1歳11ヶ月)がさっさと先に渡り切ってこっちを見ている。)
この虚空蔵山(白鷹山)は、上杉家vs最上家の歴史なども引きずって、近隣地区の山入権などで非常にトラブルの多い山だったが、鷹山公の知恵でなんとか治まったと聞く。歴史的な事は別にしても、地勢的に戦略ポイントでもあり、また豊かな水源でもある事は間違い無さそうだ。
いずれにしても、誠に勝手ながらではあるが、この虚空蔵山(白鷹山)一帯を私たちの山野遊びのホームとさせていただいている。